コブラのなかまの毒は「神経毒」とよばれるもので、筋肉と運動神経のつながりを断ち切ってしまいます。


熱帯から亜熱帯の海に生息し、毒を使って敵の神経をマヒさせてしまう爬虫類のウミヘビは、コブラの仲間から進化したという説があるくらい人間に対しても危険な生き物です。回遊する種類のウミヘビは、亜寒帯の地域まで北上することがあるので、日本の海でも注意が必要です。外見は鮮やかな横縞模様をしていたり、黄色のボディで背中に黒い帯が入っていたり、キレイなコントラストをしていますが、一旦咬まれてしまうと人間であっても麻痺やしびれを起こし、呼吸困難や心肺機能停止にいたってしまいます。もし、ダイビングやシュノーケリングの最中に咬まれてしまったら、一刻も早く血清を打たなければならないので、ぜひ覚えておいて下さい。とはいえ、本来はおとなしい性格で、突いたり、誤って踏んだりしなければ、咬まれる心配はほとんどありません。海中で出会っても冷静に対処して下さい。また、前述の通り、ウミヘビに似た生き物がいますので、あらかじめ特徴をつかんでおいたほうがよさそうです。危険なウミヘビのサインは、鮮やかなボディと、シッポが縦に平たくなっていることです。


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私たちが「ウミヘビ」として認識している生き物には、実は2種類あるということをご存じでしょうか? ひとつは爬虫類に属するまぎれもないウミヘビ。もうひとつは、ウナギやアナゴの仲間のウミヘビです。後者のウミヘビには、ダイナンウミヘビやホタテウミヘビなどがいますが、海水魚の一種であり毒などは持っていません。それに対して、爬虫類のウミヘビは、自然の海の中では決して出会いたくない危険性を持つ生き物です。

水槽の中で漂うウミヘビは、ひょうきんでユニークな雰囲気を感じさせますが、実は猛毒を持つコブラの仲間だとの説があります。スキューバーダイビングなどで海に潜る機会の多い方は、その生態を知っておいたほうが良さそうです。

【動画】ニワトリとコブラの対決。最後は丸のみ。(解説は英語です)

「陸棲のコブラのうち、胎内で卵をかえして子ヘビを直接生む胎生の性質を獲得したものがいました。この一部が海に進出したのが完全水棲のウミヘビで、水中で子を産むことができ、陸に上がる必要がありません。このタイプにはセグロウミヘビなどがいます」(西海さん)

「最初に海に進出したグループは、東南アジアにいた陸棲コブラの一部が、海でも暮らすようになったものと考えられています。卵を産むグループで、卵を空気中に置く必要があることもあって、海辺の岩場などの陸上で出会うことがあります。エラブウミヘビが代表的です」(西海さん)

南海諸島に生息するコブラの仲間 · ヒャン · ハイ · イワサキワモンベニヘビ · 毒はハブより強いがハブより危険度は低い?

「日本近海で見られる爬虫類のウミヘビは9種類です。肺呼吸をするので海面に浮上して息継ぎをし、尾は縦に平たく泳ぐのに適しています」(西海さん)

実際の海でウミヘビと出会ってしまう前に、水族館でウミヘビをチェックしておいてはいかがでしょうか? 海獣や人気魚類に押され、ウミヘビは少々地味な存在ではありますが、多くの水族館がウミヘビを展示しています。水槽のガラスを通して見るウミヘビは、ゆったりと漂ったり、時には体をくねらせながら上手な泳ぎを披露したり、不思議な癒しを与えてくれる存在です。ヘビは苦手だけれど、ウミヘビは好きと話す女性ファンが意外と多い生き物でもあります。ぜひ一度、ウミヘビをテーマにした水族館ツアーに出掛けてみて下さい。

コブラの仲間・・・タイコブラ、オクサスコブラ、タイワンコブラ、キングコブラ、タイパン

ウミヘビの生態とその毒について、野外における危険生物への対策研究とその指導を専門とする、一般社団法人セルズ環境教育デザイン研究所の代表理事所長・西海太介(にしうみだいすけ)さんにお話をお聞きしました。

食材として利用される一方で、危険な一面もあります。ウミヘビは分類上コブラの仲間であり、非常に強い毒をもっています。しかし、ユニークな進化を遂げたとても興味深い生物でもあります。


〇〇駅から徒歩5分、キングコブラやイリエワニの住むマングローブ林! ..

モザンビークドクハキコブラとはどんな生きもの? 講談社の動く図鑑MOVE「は虫類・両生類 新訂版」から紹介します

本作ではコブラと同行して、物語を進めて行く。 普段はタートル号に待機して、ピンチの時は助けてくれる、心強い仲間。



ハナイタコブラ 英名:Shield-nosed Cobra 学名:
有鱗目 コブラ科
全長50~75cm
ナミビア、ボツワナ、ジンバブエ、南アフリカ北東部、モザンビークの水辺近くのブッシュに棲む。頭部のフードは他のコブラほどが発達していなく、体型は太くずんぐりとしている。体色は頭と首は黒色で喉は白い。そこから下部は灰褐色または淡い茶色で、稀にベージュ色になることもある。
近づくと体の前部を直立させ、怒ってシューシューと鳴き、噛むことをためらわないため危険である。


ブラックマンバ 英名:Black Mamba 学名:
有鱗目 コブラ科
全長200~300cm
ブラックマンバは危険を感じると強い攻撃性を示し、瞬発力が優れており攻撃は素早く正確である上に、毒は非常に強く致死率は高いため、世界で最も危険な毒ヘビにしばしば本種は選ばれる。ただし、人間の活動範囲とそれほど重ならないため被害は比較的少ない。名前の由来は口を開くと見える黒い口腔からであり、体色は灰色や褐色である。
カメルーンからソマリア及びタンザニアまでとナミビア、ボツワナ、ジンバブエ、南アフリカ北東部、モザンビークの半砂漠からサバンナ、森林とあらゆる環境に棲む。大型の個体は4.5メートルに達し、キングコブラに次いで世界で2番目に長くなる毒蛇である。地表性ではあるが、木登りも上手い。小型哺乳類や小型鳥類などの温血動物を好んで捕食し、樹上の鳥の巣を襲うこともある。

(ヒガシ)グリーンマンバ 英名:Green Mamba 学名:
有鱗目 コブラ科
全長150~200cm
明るい緑色のヘビで、最大3.7mに達するが、体型は細長く体重は軽い。西アフリカのグリーンマンバは、鱗の周囲が黒く縁取られており、ニシグリーンマンバと呼ばれ区別される事もある。沿岸やサバンナの湿地帯に多く、常緑樹を好む。竹やぶやマンゴー農園にもよく現れる。昼行性で樹上性が強く、地上に降りることはあまりない。また、悪名高きブラックマンバとは異なり、性質は大人しく、攻撃性は少ない。しかし、強い神経毒を持っているので、咬まれると痺れや麻痺、そして心肺機能の停止により死に至ることもあるので、速やかに医療機関での治療が必要である。
この画像は川を渡っていた個体を撮影しようと頑張ったが、動きが非常に早く、すぐにブッシュ隠れてしまう直前を撮影したものである。毒蛇なので、撮影に夢中になり噛まれると大変な事になるので慎重に行動していたら、情けない写真になってしまった。