デュタステリドへの切り替えを検討するときは、医師との相談が欠かせません。


フィナステリドを使用していたけれど、効果を感じにくくなりデュタステリドへの切り替えを検討している方も多いでしょう。しかし、新しい薬に変えた際に気になるのが『初期脱毛』のリスク。本記事では、フィナステリドからデュタステリドへ切り替えたときに初期脱毛が起こる可能性や、その原因、対策について詳しく解説します。(湘南美容グループ唯一の毛髪部門技術指導医 兼 湘南AGAクリニック仙台院院長 藤井傑医師監修)


プロペシアからデュタステリドへの切り替え時には、特有の副作用に注意します。

フィナステリドは、言わずと知れたAGA治療薬の王様でAGA治療のファーストチョイスになるお薬です。
AGA治療薬としての歴史も長く、デュタステリドに比べて副作用が出にくいという点からも、まずはフィナステリドをベースに治療薬を組み合わせて治療を始めることが多いです。

初期脱毛というのはAGA治療薬の副作用の一つで、「治療薬の内服開始時に感じる抜け毛の増加」の事です。
実は初期脱毛は、治療開始時以外にも薬の種類や容量を変更した際にも起こることがあります。

AGA治療は、基本的に「AGA治療の王様」であるフィナステリドを中心とした薬の組み合わせで始めることが多いですが、効きがいまいちな場合フィナステリドの容量を変更したり、デュタステリドに切り替える事があります。

作用機序が同系統なので、デュタステリドとフィナステリドの併用はできません。

デュタステリドはフィナステリド から派生されたお薬で、フィナステリドとは違ったメカニズムでDHTを減らしてくれます。
フィナステリド1mgと比較して、デュタステリド0.5mgはおよそ1.6倍の効果があると言われています。

今回の記事では、「デュタステリドの真実を暴く」というテーマで、デュタステリドとフィナステリドの違いや効果、副作用について詳しく解説していきます。

フィナステリドとデュタステリドに料金の違いを比較していきます。

薬の切り替え時の初期脱毛に関する詳しいデータ(どういった薬の切り替えで、どの程度初期脱毛を起こすか)というのはまだハッキリと分かっていません。

藤井医師が臨床上で診察時に患者さんから聞いた感覚となりますが、フィナステリドからデュタステリドに切り替えで初期脱毛は起こらないことが多いです。

ミノキシジルなどの内服量を変更した際には、時々初期脱毛を感じる患者さんもいるため、フィナステリドからデュタステリドに切り替えた際にも、なんとなく初期脱毛を起こしそうなイメージがありますが、実際にはあまりいません。

フィナステリドで治療を始めたものの、治療をしていくうちにAGAの進行が強まってしまう場合があります。
こういった際に「①フィナステリドを増量するのと②デュタステリドへ切り替えるのでは、どちらが効果的なのか」なのですが、これは、まだハッキリしていないんです。

フィナステリドとデュタステリドの違いについてご理解いただけましたでしょうか。

デュタステリドを内服していると前立腺がん腫瘍マーカーのPSA値を約50%低下させることが知られています。したがって、測定したPSAを2倍した値を目安として評価してください。前立腺がん検診を受ける方は、内服中である事を健康診断受診先にお知らせ下さい。

フィナステリドは2型の5αリダクターゼをブロックする薬で、デュタステリドが2型だけでなく、1型もブロックする薬です。
その他にも2つの薬には半減期や細かい作用機序の違いはありますが、大まかな効果が似通った薬同士なので、切り替えた時に初期脱毛が起こりにくいのかもしれません。


【AGA・薄毛治療薬】デュタステリドからフィナステリドへの切り替えってどうなの? · Comments5.

フィナステリド1mgとデュタステリド0.5mgの効果を比較したデータはありますが、フィナステリド2mg以上とデュタステリドの効果比較はされておらず、どちらが有利かは決まっていません。
そのため、一旦フィナステリドの容量を増やしてみて、それでもいまいちな時には、デュタステリドを試していくようにしています。(本記事監修SBC毛髪部門技術指導医 藤井医師の場合)

プロペシア(フィナステリド)とザガーロ(デュタステリド)はどちらも薄毛対策に有効な薬で、ザガーロの方が効果が高いと言われています。

今までフィナステリドを使われていた方も変更することにより、さらなる効果が期待できます。開始したら6ヶ月以上は内服を継続することをお勧めします。なお、デュタステリドを0.5mg以上多く服用しても効果が増幅されることはありません。

フィナステリド(プロペシア)からデュタステリド(ザガーロ)へ切り替えは?初期脱毛はどうなる? ..

どちらもミノキシジルとは作用が異なるため併用が可能で、とくに発毛効果も得たいという方にはおすすめです。
フィナステリドとデュタステリドで抜け毛を防ぎ、ミノキシジルで発毛を促すことで、ダブルの力でさらなる効果を期待できます。

フィナステリドの6か月の服用で、改善がなかったAGAの男性35人を対象に、デュタステリドへ切り替えて6か月投与したというものです。 ..

AGAは1型ではなく2型の5αリダクターゼが関与しているケースが多いというのも関係しているかもしれません。
フィナステリド1mgに比べて、デュタステリド0.5mgの方が効果が大きいとするデータから、逆説的に「(2型の5αリダクターゼだけではなく)1型もAGAに関与しているかもしれない」という説がありますが、本当に1型も関与しているのかは、まだハッキリ分かっていません。
いずれAGAは2型の関与の方が大きいと考えられるので、1型もブロックするデュタステリドへ切り替えても、初期脱毛を感じないのかもしれません。

挙児希望がない場合はデュタステリドをファーストチョイスとして選択してもよい.他方,不妊治療中の男性

患者様のご負担を減らし、長く治療をしていただくためにプロペシアの後発品、Meiji Seikaファルマ株式会社のデュタステリドを採用し、さらにお求めやすい価格に致しました。

プロペシア(フィナステリド)からザガーロカプセル(デュタステリド)に切り替えたいのですが可能ですか? ANSWER

もしフィナステリドからデュタステリドに切り替えた際に、抜け毛の症状を感じた場合は1人で悩まずに医師に相談の上、治療方針や薬の調整などアドバイスを受けるようにしましょう。

プロペシアの有効成分であるフィナステリドと、デュタスの有効成分であるデュタステリドには、5α-リダクターゼの働きを阻害する効果があります。

副作用の一つである初期脱毛を不安に感じる人も多いようですが、フィナステリドからデュタステリドへの切り替えが原因で起こる可能性は低いとされています。

フィナステリドからデュタステリドに切り替えましたが、頻度を減らしたのと国産に変えたこともあって肝臓の数値が上がっていません!

AGAの初めての治療でフィナステリドを始めてみたものの、最初からなかなか進行が止まらないようなケースでは、別のメカニズムのお薬を試す、つまりデュタステリドに切り替えてしまうのも、一つかと思います。

フィナステリドとデュタステリドの違い、効果の差、使い分けなどを解説しています! ☆東大卒アイコ院長 美・学・食について☆ こんにちは!

デュタステリドとフィナステリドの違いを説明する前に、2つの薬がどのような場所で使われるかを説明します。
2つの薬は主に男性ホルモンと関係する病気に使われる治療薬です。
男性ホルモンの中にテストステロンという代表的なホルモンがあります。
このテストステロンは筋肉質な体型やがっしりした骨格などいわゆる「男性らしさ」を構成するために重要な性ホルモンです。
テストステロン自体のパワーは実はあまり強くなく、ジヒドロテストステロンという活性型の男性ホルモンに変換されることによって強力なパワーを発揮します。
テストステロンがパワーアップするのを止める薬がデュタステリドもしくはフィナステリドです。
では、デュタステリドとフィナステリドは何が違うのでしょうか。
フィナステリドはパワーアップする経路を1個だけⅡ型の5α還元酵素というのを阻害します。
対してデュタステリドはⅠ型とⅡ型2つの経路でブロックすることができます。
ちなみに経路自体は4経路ぐらいあるのですが、そのうち2つをブロックするのがデュタステリドということです。

【AGA・薄毛治療薬】デュタステリドからフィナステリドへの切り替えってどうなの? ..

デュタステリドは4つの経路のうち2つをブロックしてくれ、フィナステリドは1つをブロックしてくれます。
この結果だけ見ると単純にデュタステリドの方が効果が高いと言えますね。
ではここからはデュタステリドとフィナステリドの効果の違いについて解説していきます。
とはいえ、実はデュタステリドとフィナステリドの効果を比較するのはナンセンスな話です。
なぜかというとデュタステリドもフィナステリドもどんどん量を増やしていけば効果が高まっていきます。そのため、どのポイントでの効果を比較するかが難しく単純比較するのは難しいと言えます。

上記の理由で 5α還元酵素の阻害が半分のため、フィナステリドはデュタステリドに比べてやや効果

男性の方で薄毛にお悩みの方は聞いたことがあるデュタステリドとフィナステリド。
デュタステリドとフィナステリドは男性型脱毛症(以下AGA)や前立腺肥大の治療に使用される薬で、私たちの身体に関係する重要なホルモンである男性ホルモンに関係する病気に使用されています。

【AGA・薄毛治療薬】フィナステリドからデュタステリドへの切り替えで初期脱毛って起こる?

一般的によく使われるAGAに対してフィナステリドは1mgで処方されます。
対してデュタステリドは0.5mgで処方されます。
フィナステリド1mgとデュタステリド0.5mgで比較した論文をよく見てみると、デュタステリドの方が若干効果が高いという報告が多いです。
なのでAGAに対しては、デュタステリドの方が若干効果が高いと認識して頂くのが良いと言えます。
やはり経路2つをブロックするデュタステリドの方がパワフルでAGAに対しても効果が高いというのが論文を精査したところの印象です。

内服の中心は上の3つの薬の選択になります。 ③ フィナステリドやデュタステリドの内服の効果は

デュタステリドとフィナステリドの効果の違いがわかったところで、次に気になるのは副作用だと思います。
今まではデュタステリドの方が効果が高い分、副作用も多いと考えられてました。
しかし、最新の論文を精査してみるとフィナステリド1mgとデュタステリド0.5mgを比較すると、副作用についてそれほど差がないというデータが多いのです。

【AGA・薄毛治療薬】フィナステリドからデュタステリドへの切り替えで初期脱毛って起こる? ..

デュタステリドとフィナステリドの副作用として一番心配されることが多いのが、男性機能障害です。男性機能障害では性欲の低下、精子の量が減る、勃起障害が挙げられ、それらが心配だという人は多いと思います。
ただ、実はデュタステリド0.5mgとフィナステリド1mgを比較するとそこまでの差はありません。大きく副作用が出るわけではないので、過度な心配は必要無いと思われます。