ウゴービ使用中、まれに以下のような重篤な副作用が報告されています。


国内で肥満治療の効能・効果で製造販売承認されているGLP-1製剤に「ウゴービ」があります。
オゼンピック、ビクトーザ、マンジャロ、リベルサスを一般名とする医薬品は国内では2型糖尿病の効能・効果で承認されておりますが、承認されている効能・効果及び用法・用量と当院での使用目的・方法は異なります。


リベルサスの効果を実感するには、服用から2〜3ヶ月が一般的です。

なお、ウゴービの効果は、日本を含む国際共同臨床開発プログラム「STEP」に基づいています。

高血圧、脂質異常症又は2型糖尿病のいずれかを有し、食事療法・運動療法を行っても十分な効果が得られず、以下に該当する場合に限る。

なお、ウゴービは皮下への注射剤として使用される薬剤となっています。

2024年2月22日より肥満症治療薬である「ウゴービ」が保険適用となり、当院ダイエット科でも処方を行っています。 ウゴービは、糖尿病治療薬の「オゼンピック」「リベルサス」と同成分で、セマグルチドを主成分としたGLP-1受容体作動薬に分類され、0.25mg~2.4mgまでの5段階があり、週1回の皮下注射をします。

オゼンピックとウゴービの有効成分は同じですが、オゼンピックの最大投与量が1.0mgなのに対して、ウゴービは最大2.4mgの投与が可能になっています。 オゼンピックは糖尿病治療薬として有名で体重減少効果がありますが、同じセマグルチドを使って、オゼンピックの最大2.4倍を投与することができるので、食欲抑制効果や胃の蠕動運動を抑える効果がより大きくなります。 その結果、肥満に対して非常に効果があるのです。

ウゴービ®とオゼンピック®、リベルサス®の薬価を比較してみます。

「ウゴービ皮下注」の発売開始は未定です。処方可能になりましたら改めてホームページでもお知らせいたします。

処方にあたり医療機関を受診した時点で、患者様は治療に同意し、患者様と医師との間で契約が成立します。一旦処方(オンライン診察後に発送)された薬をキャンセルすることはできません。(診察時に同意した処方薬と異なるものが送付された、など明らか原因がある場合は除く)。

ウゴービの処方に関して、これらの診断を医師から受ける必要があります。

ウゴービには、具体的にどのような効果があるのでしょうか。今回は、メディカルダイエットに関連して下記の2点の効果についてお伝えします。

これは100kgだとしたら15kgの減量になります。これまで、これほどの体重減少効果のある薬はなく、非常に期待できる薬です。


最後にウゴービに関してよくある質問にお答えします。それぞれ見ていきましょう。

肥満症の方が体重を減らすことで生活習慣病の発症を予防したりすることができ、健康寿命の延伸にもプラスの効果が働きます。

ウゴービの有効成分は「セマグルチド」で、GLP-1受容体作動薬です。

オゼンピック、ビクトーザ、マンジャロ、リベルサスは医薬品医療機器等法において、2型糖尿病の効能・効果で承認されています。
しかし当院で行っている肥満治療目的の使用については国内で承認されていません。

Q なぜ太っているだけだとウゴービは保険適用にならないでしょうか?

ウゴービ処方の条件は、まず『BMI』が基準となっています。
BMIとは、[体重(kg)]÷[身長(m)]²で計算することが出来る『肥満度の指標』です。
日本肥満学会による肥満度分類は以下の表の通りになっており、BMIが18.5未満は「低体重(やせ)」、18.5以上25未満が「普通体重」、25以上が「肥満」とされます。肥満はさらにその重症度から、肥満(1度)〜肥満(4度)に分類されます。

ウゴービは肥満治療薬になるので、医師が判断をした上で処方されます。

このリベルサスは、BMI32前後の肥満を伴う2型糖尿病患者を対象としたPIONEER試験という大規模臨床研究が行われ、プラセボ(偽薬)と比較してHbA1cはリベルサス3mgで0.6%、7mgで0.9%、14mgで1.1%の改善が認められました。

さらにBMI数値がウゴービの条件に適した人ではないと処方されないです。

上述のデータのまとめとして、ウゴービ2.4mg/週(注射)、オゼンピック1.0mg/週(注射)、リベルサス14㎎/日(経口)のそれぞれの最大投与量においての体重減少効果として、私見としては下記と推測します。

したがって、オゼンピックよりもウゴービの方がセマグルチドの最大投与量が多いです。

※2024年4月現在公表されている情報ではさらに下記の処方条件も満たす必要があります。

ウゴービは、糖尿病治療薬の「オゼンピック」「リベルサス」と同成分で ..

リベルサスなどのGLP-1受容体作動薬は、体内で生成されるGLP-1とは異なり分解されにくいため、GLP-1受容体をより長く刺激することで食欲抑制効果や血糖降下作用を発揮します。

第1世代と比較し、効果が強く副作用も多くはない。 経口薬と週1回注射。 リベルサス<オゼンピック<ウゴービの順に強くなる。

体重の変化率は−9.9%〜−13.4%となっています。このデータから一定の体重減少効果があることがわかります。

ダイエットに効果が期待できる?GLP-1受容体作動薬の飲み薬とは

薬価収載とは、新薬やジェネリック医薬品を、公定価格として厚生労働省が定めた薬の価格の一覧表である薬価基準に載せることです。この手続きにより、病院の薬は健康保険の適用になります。

リベルサスと同種同効薬の注射薬である「サクセンダ」、「ウゴービ」が、米国FDAで肥満治療薬として承認されています。 「リスク、副作用」

また、投与できるのは専門医がいる施設に限られますが、当院では肥満症専門医が常勤していますので投与可能です。 さらに、ウゴービを処方する施設において、食事療法などの肥満症治療を6ヶ月以上実施しても、十分な効果が得られない場合にのみウゴービを処方できるということも条件に加わっています。

ウゴービ®皮下注SDはオゼンピック®皮下注SDの適応違いだから薬価は同じになるんじゃないの? ..

日本人は海外の人と比較すると肥満の方が少ないため、海外のGLP-1受容体作動薬に関する論文のみでこの薬剤を評価することはできません。

リベルサスとは?ダイエット効果・飲み方・副作用・安全性について

リベルサスは3mg・7mg・14mgの3つの用量があります。リベルサスを毎日同じ時間帯に服用することで血中のGLP-1濃度徐々に高め、定常状態(薬が血中に流入する量と、出ていく量が等しい状態)なる頃に作用を発揮します。。つまり、基本的な処方方針として「開始用量の3mgで開始し、副作用がないことを確認して7mgに増量」します。7mgでも効果が不十分な場合に14mgに増量します。

オゼンピック®皮下注, リベルサス®錠, ウゴービ®皮下注に係る

(肥満+肥満に伴う健康障害)の方が適応です。
肥満症で特定の条件を満たす方のみ(後述)保険適応です。


早速解説します!

リベルサスの効果や副作用は?処方や保険適用の条件・飲み方を解説

先ほど、『ウゴービ vs オゼンピック』の項目にてそれぞれの最大投与量においては、ウゴービの方が減量効果が上と推測される事を述べました。

注) オゼンピック®⽪下注、リベルサス®錠及びウゴービ®⽪下注に係るRMP

GLP-1受容体作動薬による治療は、簡単に言うと食後に出る満腹ホルモン(GLP-1)を補充し血中濃度を常に高い状態に保つ治療です。これにより食欲抑制効果が得られます。気持ちの良い満腹感ではなくどちらかというと、食欲が削がれる気持ち悪さに近い感覚です。

リベルサス錠7mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)

これまで「肥満症」に対する保険診療で使用可能な薬物は「サノレックス」や「防風通聖散」が主流でした。
しかしながら、「サノレックス」は「高度肥満症(肥満度が+70%以上又はBMIが35以上)」にしか使用できず、処方は3か月間までという期間の限定があり、また強い副作用が出る場合があり慎重に使う必要がありました。「防風通聖散」は副作用が少なく使用しやすい薬剤でしたが、体重減少効果に個人差が大きいことが問題でした。
今回の「ウゴービ皮下注」は長期間使用でき、効果が高い肥満症治療薬として期待ができそうです。

また,本年3月に製造販売承認されたウゴービ®皮下注は,同じくGLP-1受容体作動薬ですが,肥満症

この中で最も厳しい条件は教育研修施設であることです。
教育研修施設に、入院ベッドを持たない、ほぼ全てのクリニックや診療所は教育研修施設には該当しません。
従って、ウゴービの保険適応となる患者さんはかかりつけ医で基本的な投薬や食事運動指導を受けた後に、ウゴービの使用がやむをえず必要とされる方に限り、総合病院へ紹介という流れになると思われます。