レクサプロの副作用 | 息子よ、その理不尽さは発達障害のせいなのか?
自閉症スペクトラムの子どもでは、環境理解の悪さ、因果関係の理解困難などから、物事の見通しが立たず常に不安な状態にあることが多く、イライラ感やパニックを引き起こします。 また、状況判断の間違い、コミュニケーションの障害から被害感を生じ、乱暴な行動、攻撃行動、多動性・衝動性や不注意が見られることもまれではありません。この攻撃行動が内に向かえば自傷行為となります。乱暴な行動の背景にいじめやからかいが潜んでいる可能性にも注意を払うべきです。「こだわり行動」は生活に支障のないものは放置してもかまわないですが、「こだわり」のため家庭や学校・園での生活の流れに支障をきたす場合には治療の対象となります。「こだわり」がひどくなる原因として、子ども自身が環境の理解ができていないためであることが多いので、その対策をとることが先決です。生活をする中でのストレス、「うつ」や心的外傷後ストレス障害(PTSD)も多く、大人の「うつ」と違ってイライラ感として現れやすい特徴があります。自閉症スペクトラム障害のある子どもでは多動性・衝動性や不注意を伴うことも多く見られます。
大人の 発達障害 ( ADHD / ASD )もご相談ください
2)抗精神病薬
定型抗精神病薬(ハロペリドール、クロールプロマジン、ピモジド):多動・衝動性や反抗挑戦性障害、チック、こだわり行動に使用されます。
発達障害 とは、生まれつき脳の発達が通常と違っているために、幼児のうちから症状が現れ、マイペースすぎる、他人とのコミュニケーションが上手く取れない、といったことで多くは幼少時から小学生にかけて気付かれることがあります。しかし、症状には個人差が大きく、自身や親が発達障害に気付かず、ちょっと個性の強い方、ちょっと変わった方と思われて、特に学生時代には大きな問題とならないことも多いようです。
成長するにつれ大人になり、自分自身のもつ不得手な部分に気づき、自分はどこか人とは違う、といった生きにくさを感じることがあります。そして、大学、専門学校や社会に出て、この対人・社会関係の悪さから、変な人、利己的、など様々な困難を抱え、二次障害としてうつ病、不安障害や身体症状が出現したり、場合によっては、アルコールや薬物依存といった手段で、この「生きにくさ」から逃れようと試みたりします。
ですが、発達障害はその特性を本人や家族・周囲の人がよく理解し、その人に合ったやり方で日常の生活や学校、職場での過ごし方を工夫することが必要なのです。
Q73:発達障害の子どもにはどういう薬が用いられるのでしょうか?
発達障害 はいくつかのタイプに分類されており、 自閉症 、 アスペルガー症候群 、 注意欠如 ・ 多動性障害 ( ADHD )、 学習障害 、 チック障害 、 吃音症 などが含まれます。同じ人にいくつかのタイプの発達障害が併発することもあり、そのため個人差がとても大きいという点があります。
人の顔(目を)見て話すのが苦手な人が多く、典型的には、相互的な対人関係の障害、コミュニケーションの障害、興味や行動の偏り(こだわり)の3つの特徴が現れます。 自閉症スペクトラム障害 の人は、近年では約100人に1~2人存在すると報告されています。男性は女性より数倍多く、一家族に何人か存在することもあります。
[PDF] 「プライマリケアで診る発達障害<1 版="" 1="" 刷="">」正誤表1>
発達障害は、幼少期から始まる神経発達の障害による状態で、社会的コミュニケーションや行動パターンの困難が見られます。自閉症スペクトラム障害(ASD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)などがあります。原因は複雑で遺伝や環境などが影響します。早期の支援と適切な教育が重要となります。
先述したとおり、余裕のない社会や企業で真っ先につまはじきにされるのが、軽度の障害をもつ患者さんたちです。 たとえば、脳の先天性機能障害により発達の不揃いが生じる「(広汎性)発達障害」の患者さんです。 そのおもなものに、自閉性障害、アスペルガー障害、AD/HD(注意欠陥/多動性障害)、LD(学習障害)などがあげられます。 これらの発達障害は、あくまでも脳の先天的な機能障害であって、親の教育や育った家庭環境が原因で発症するものではありません。 これらの発達障害は、全人口の2~6%を占めるともいわれています。また、AD/HDやアスペルガー障害などの発達障害をもつ人は、躁うつ病の合併率が高いことが指摘されています。 このような障害をもつ人々は、現代社会の過酷な状況下でつまはじきにされ、うつ病や躁うつ病を発症する可能性が非常に高いので、ここで詳しく述べておきたいと思います。
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Iさんは現在、金融機関に勤務している。親が商社勤めで、小学校から高校まで欧米で生活し、大学のときに帰国子女とし有名私立大学に編入した。 大学時代から周りの人とうまく打ち解けれず、友人も少なかったという。 卒業後、金融機関に就職したが、同僚や上司との意思の疎通がうまくはかれず、悩んでいた。 最近になって不眠、全身倦怠感、抑うつがひどくなり、精神科外来を受診した。彼の印象は、身なりもきちんとしており、誠実で、やや控えめな好青年といった感じであったが、表情は少しかたかった。 初診時に抗うつ薬であるパキシル10mgを1日1回夕方と睡眠薬のアモバンが処方された。 1ヵ月後、症状がやや改善されたといい、処方をそのまま維持してしばらく様子を見ていた。 数力月後の診察で、「職場でよく怒られてつらい」、「自分はほかの同僚と比べて仕事を覚えるのが遅い」、「上司や同僚のいっていることや、冗談の意味がよくわからない」と訴えた。 抑うつも再びひどくなり「イライラして家族にきついことをいったりして、八つ当たりすることが多くなった」というので、パキシルを20mgに増量したが、なかなか改善されなかった。あるとき本人が、自分はアスペルガー障害ではないかと思う、といった。 「子どもの頃から人付き合いが苦手で、ほかの人の気持ちがよくわからなかったし、周りから空気が読めないやつとよくいわれました」という。 厳しく、ミスの許されない仕事で、本人も一度のミスがずっと気になってしまって別の仕事に影響がでているという。 これらのことから、軽度のアスペルガー障害が疑われた。 本人には「たしかに周りに誤解されるところがあるかもしれないね。でも私を含めて、君のいいところを理解している人もいるよ」と話し、薬物療法と精神療法、および心理療法士によるカウンリングにて、現在経過をみている。 初診から2年になるが、症状はやや改善しているものの、上司との意思の疎通の難しさや、同僚と話の合わないことに悩みながら、なんとか数少ない職場の友人に助けられて、仕事をこなしている。 本人は「調子はそんなに良くないですが、なんとか仕事をこなせている感じです」という。 パキシルなどの抗うつ薬のみでは、なかなか功を奏しなかったケースです。 若年発症という点や、時々親に激しく当たるという点で、躁うつ病の可能性も捨てきれないのですが、これまでのいきさつを聞くと、軽度のアスペルガー障害である可能性もあり、適応障害を起こしているものとも考えられます。 SSRIへの反応があまり良くないので、支持的な精神療法とも行いました。 本人の「自分はアスペルガー障害で、周囲と人間関係がうまく結べない」、「このままでは周囲から取り残されるだけだ。仕事をやめて死ぬしかない」といった悪循環する自動思考に気づかせ、一時の恥をかいてもいいから、仕事でわからないことは上司や同僚に聞いてみる」という。 別の考えを試したところ、今は徐々に仕事についていけるようになってきたそうです。 現在抗うつ薬は、新規抗うつ薬NaSSAのミルタザピン(リフレックス)に切り替えて、反応はまずまず良好とみています。
これまで研究において、妊娠中の母親の抗うつ薬使用が、子供の自閉スペクトラム症(ASD:autism spectrum disorder)のリスクを高めるかを調査したが、その結果は矛盾していた。米国・マウントサイナイ医科大学のA. Viktorin氏らは、妊娠中の抗うつ薬治療による子供のASDリスクについて検討を行った。Psychological medicine誌オンライン版2017年5月22日号の報告。
2006、07年に誕生した子供179例の集団ベースコホートを対象に、子供たちが7、8歳となる2014年までフォローを行った。Cox回帰を用いて、妊娠中に抗うつ薬に曝露された子供におけるASDの相対リスク(RR)および95%信頼区間(CI)を推定し、また特定の9種の抗うつ薬についての分析も行った。解析では、潜在的な交絡因子の調整を行い、全サンプルとうつ病または不安症の診断を有する母親の臨床的に適切なサブサンプルにおいて実施した。
主な結果は以下のとおり。
・妊娠中に抗うつ薬を使用した母親の子供におけるASDの調整RRは1.23(95%CI:0.96~1.57)、うつ病または不安症の診断歴のある女性で1.07(95%CI:0.80~1.43)であった。
・特定の抗うつ薬の分析では、citalopramおよびエスシタロプラム(RR:1.47、95%CI:0.92~2.35)と、クロミプラミン(RR:2.86、95%CI:1.04~7.82)においては、子供のASDのRRが増加した。
著者らは「妊娠中の抗うつ薬使用は、子供のASDリスク増加と関連があるとは考えられない。代わりにこの結果は、精神障害への感受性に関連する要因によって説明されることを示唆している。これらの知見に基づき、子供のASDリスクのために一般的に使用されている妊婦に対する抗うつ薬治療を控える必要はない」としている。
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成人になるまで、発達障害と診断されなかった方では、一般にその特性の程度が軽いことや、それを補う能力を持っていること、周囲からサポートが良好であったこと、適性の合った進路を選択された方などが多いのでないかと思われます。
ちょっと個性の強い方、ちょっと変わった方と思われていることはありますが、特に学生時代には大きな問題とならないことは多いようです。
それが、大学・専門学校に進学する、社会人になる、仕事の量が増える、人との交流が必要になる、会社等の中で責任を持つ立場になるなど環境が変わり、困難を抱え、二次障害として不安・抑うつや身体症状が出現し、苦悩され、辛い状態となることがあります。
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発達障害 #不注意型 #社交不安障害 #アトピー #ストラテラ #レクサプロ
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こんにちは。精神科領域で作業療法士をしている「猫男」です。 僕は、『発達障害(自閉症スペクトラム障害)』の診断を受けています。
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生活習慣の中で改善できる部分があれば、ぜひ見直してみて下さい。 うつ病
発達障害の特性は、その人が生まれもった「ものの感じ方・考え方・行動の仕方」などと深く結びついています。治療とは、それを根本的に変えることではなく、生活上のうまくいかないところを減らし、より良い生活が送れるよう、方策や工夫点を見つけ、本人が安定した居場所や役割を見つけることが大切です。 そのためには、なぜうまくいかないかを理解し、どうすれば良くなるか、様々なアプローチで探ることです。
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Eさん) 現状問題があるのであれば頼るのも手ではないかと思います。うちの母親からも「飲まないで」と言われました。でも、主治医の先生から「今は服薬を続けたほうが良い」と聞いたので薬をもらっています。対人関係でストレスを溜めていますし、特にと自分は思っています。
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