リベルサスとは?ダイエット効果・飲み方・副作用・安全性について


「セマグルチド」という一般名で、GLP-1受容体作動薬に分類されます。糖尿病治療薬の「オゼンピック」や「リベルサス」と同じ成分です。聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。


リベルサスの効果や副作用は?処方や保険適用の条件・飲み方を解説

GLP-1受容体作動薬というのは薬の種類名で、実際の薬物名でいきますと、院内では、ビクトーザ、トルリシティ、オゼンピック、リベルサスの採用があります。ビクトーザは毎日の在宅自己注射薬、トルリシティ、オゼンピックは週回の在宅自己注射薬、リベルサスは毎日の内服薬です。

リベルサスは、このGLP-1というホルモンに似た働きをし、胃腸の働きをコントロールし、脳の満腹中枢に働きかけ、通常より少ない食事量でも満腹感を感じたり、空腹感を減らして食欲を抑えます。

リベルサスは個人輸入できるけど危険!おススメできない3つの理由

胃の中に食べ物や飲み物がある状態で服用すると、リベルサス錠の有効成分が吸収されず本来の効果が発揮されにくくなります。

作用メカニズムとしては、食後の血糖上昇を感知し、血糖値を下げる「インスリン」を作るのを助ける薬です。月のブログで登場した阻害薬に似ていますが、こちらの方がより強力です。

【リベルサスvsメトホルミン】違いとダイエット効果を徹底検証!

リベルサス錠は湿気と光の影響を受けやすいお薬の為、服用の直前に錠剤をシートから取り出し、割ったり噛んだりせずそのまま飲み込んでください。

メトホルミンは、日本人の糖尿病患者の試験において、54週間服用した場合、-1.2kg減量できたという報告があります。

一方、リベルサスは約半年で-2~3kgの減量が期待でき、服用期間を短くしたい方、より早い体重減少を目標としている方におすすめです。

SGLT2阻害薬「フォシーガ」 体重減少の効果は、リベルサスについで2番目に強いです。 体重減少の他に、血圧や脂質を下げる効果もあります。

ウゴービは「オゼンピック」や「リベルサス」と同様に、脳の満腹中枢に働きかけ、食欲を抑制することで体重減少効果が期待されます。
ちなみにウゴービと同じ皮下注射の「オゼンピック」との最大の違いは、その最大投与量です。
「オゼンピック」の最大投与量が1.0mgであったのに対して、ウゴービは最大2.4mgの投与が可能です。オゼンピックの最大2.4倍と考えると、その食欲抑制効果と胃の蠕動運動抑制効果による体重減少効果はかなり大きいことが予想されます。

メトホルミンは、費用をできるだけ抑えながらゆっくりとダイエットに励みたい方に適しています。
リベルサスはメトホルミンと比較して副作用が出やすい分、短期間で体重減少を目指したい方に適した薬剤です。


GLP-1(リベルサス)・SGLT2阻害薬(カナグル)のダイエット

しかし、内服薬のリベルサスは、胃で吸収されやすくするために、下図のごとく飲み方に注意が必要です。

ダイエットに効果が期待できる?GLP-1受容体作動薬の飲み薬とは

非薬物療法(食事療法+運動療法)を行っても十分な血糖コントロールが得られない2型糖尿病の方を対象とした臨床試験において、リベルサスを服用していないグループではHbA1cが平均で0.3低下したのに対して、リベルサスを服用したグループではHbA1cが平均で0.9~1.5低下したという結果が得られています。

GLP-1ダイエットの違いは?注射と飲み薬はどっちが痩せるの?

昨年2021年2月5日に発売された経口のGLP1受容体作動薬;セマグルチド(商品名:リベルサス®)ですが、発売直後は2週間処方しかできませんでしたが、2021年12月1日ついに長期処方が解禁されました!

以下は、リベルサスの特徴をまとめた表です。 有効成分, セマグルチド

はビグアナイド薬に分類されている薬で、2型糖尿病の治療薬として広く知られています。

有効成分はメトホルミンで、肝臓でブドウ糖の放出を抑え、筋肉や脂肪組織ではブドウ糖の取り込みを促し、インスリン抵抗性の改善、消化管における糖の吸収を抑制する作用もあります。

メトホルミンはインスリン分泌を促進しないため、メトホルミンのみで使用する場合は、低血糖を引き起こしにくいとされています。

メトホルミンは1日2~3錠の服用から開始し、最大1日9錠まで増量可能です。
服用量に応じて、血糖値低下作用が強まります。

デュルグルチド(商品名トルリシティ-)がよく使われています。 経口薬としてセマグルチド(商品名リベルサス)もあり、 ..

リベルサスなどGLP-1受容体作動薬は、血糖が高くなったときのみ作用するため、単剤で使用する場合には低血糖を起こしにくいという特徴があります。
また、リベルサスには胃の蠕動を抑制して胃内容物の小腸への排泄を遅らせる作用もあるため、食後に血糖が急激に上昇することもおさえられます。さらに、視床下部に直接作用して過剰な食欲をおさえる作用もあるため、体重増加をまねきにくいというメリットもあります。

作 用:GLP-1 と似た作用を持ち、血糖値が高いときだけインスリンを

その他、2ヵ月以内に妊娠を予定している女性、高齢の方なども、リベルサスの服用には注意が必要です(参照:特定の患者さまへの使用に関して)。

注目の経口セマグルチドの強さを知る 糖尿病薬との比較試験 総まとめ

ですので、ライフスタイルによってはこの薬を毎日飲むのは難しいという人もいらっしゃり、飲み方を説明したとたん「私には無理」とおっしゃる方もいらっしゃいます。明らかに難しいと思われれば無理に開始することはないのですが、自信がなくても試しにやってみたら意外とできた、という患者さんも多くいらっしゃいます。

た。 PIONEER 7 : 経口セマグルチド(flex) vs シタグリプチン100㎎(ジャヌビア)

現在販売されているGLP-1薬には主に注射と飲み薬があり、当院でもさまざまな種類を取り扱っています。
このページでは、GLP-1薬の特徴や種類、注射薬と飲み薬の減量効果やそれぞれのメリットとデメリットなどを比較して紹介します。

薬で、医療ダイエットとして脚光を浴びているGLP-1受動態作動薬(リベルサス ..

私は外来で、リベルサスをうまく内服できている方に「薬は家のどこに置いているか」「分間どのように過ごしているか」を必ず伺うようにしています。前者は、大体寝室かリビングの目につくところに置いて、朝目覚めたら視界に入るようにしている、という方が大多数で、人数的にもほぼ半々です。後者は様々で、テレビや新聞、やスマホで時間をつぶす方、身支度にあてる方、朝シャワーに入るのでそれで時間が過ぎる方、家事を行う方、あるいは内服後寝てしまっても構わないので、二度寝して起きたら時間が過ぎている、という方、いろいろな方がいらっしゃいます。

世界糖尿病会議2013 で「ナッツ類には糖尿病患者の⾎糖コントロールを改善する効果が⽰された」という内容が発表されました。 ..

「できるだけストレスを溜めずにダイエットしたい」「メトホルミンとリベルサスは何が違うの?」と考えている方はいませんか。メトホルミンとリベルサスはどちらも2型糖尿病の薬として知られていますが、体重減少にも効果が期待できることで注目されている薬剤の一種です。

今回はメトホルミンとリベルサスの効果や違い、副作用や注意点などをご説明します。

リベルサスは厚生労働省の認可を受けた治療薬のため、医師の診察を受けて ..

リベルサスは、胃に内容物があると吸収が低下します。
そのため、1日の最初の食事または飲水の前に、空腹の状態で服用してください。
服用時は錠剤を分割・粉砕せず、そのままコップ約半分の水(約120mL以下)と一緒に飲み込んでください。かみ砕いて服用するのも避けてください。
また、服用時および服用後から少なくとも30分は、飲食や他の薬剤の摂取を避ける必要があります。
なお、リベルサスはとても吸湿性が高い薬剤です。湿気による影響を防ぐため、錠剤は服用直前に取り出すようにしてください。

食べ過ぎによる吐き気には、消化を助ける酵素の入った薬や胃の粘膜を保護する薬が効果的です。 ..

余談ですが、受容体作動薬は上述のメカニズムによる体重減少が期待できるため、以前紹介した阻害薬と同様、一部の自由診療クリニックなどで若年女性などをターゲットに、糖尿病ではないがダイエットをしたい、という方に向けて自費で処方されているようです。しかし、これまで述べてきたような注意点に留意し、処方に精通した医師が慎重に投与すべき薬と考えますので、私はあまり好ましくないことだと考えています。ただ、現状未発売ではあるものの、「糖尿病ではない、しかし肥満による合併症高血圧症、脂質異常症などを有する患者さん」でも保険で使える受容体作動薬の発売が近々予定されています。使用する患者さんは適切に選ぶ必要がありますが、糖尿病のない患者さんでも受容体作動薬による体重減少の恩恵を受けられる時代が近づいています。

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添付文書上、リベルサスとの併用が禁忌となっている薬剤はありません。しかし、糖尿病治療薬などとの併用には注意が必要です。他の医療機関で下記のような薬剤を処方されている場合は、診察時にご相談ください。

GLP-1受容体作動薬は、体内のGLP-1というホルモンに似た働きをすることで、食後の ..

腎機能障害や肝機能障害がある方のリベルサスの使用について、添付文書上特に注意は記載されていません。
もっとも、薬の作用のあらわれ方には個人差があります。気になる症状や不安がある場合は、診察時にご相談ください。

似た商品も販売されていますが、しっかりとした医療機関からのみ購入するように ..

食事制限や運動をしてもうまく痩せられない、リバウンドしてしまうという方に向けて、マンジャロGLP-1受容体作動薬(リベルサス)、SGLT2阻害薬(カナグル)、SGLT2阻害薬(スーグラ)、ビグアナイド系経口血糖降下薬(メトホルミン)といったお薬を使った痩身治療を行っています。
いずれも、糖尿病の治療薬として使用されている、安全性の高いお薬です。