影月 on X: コブラ機動かっこいいなあ。 #トップガン / X
画角が広いから、俳優を映す画面の両端でエルロンやラダーが動いていて、「飛行機が本当に飛んでいて、空気を受けているぞ」というのがありありと感じました。ほかの映画だとけっこう省略されるところでしょうし、実際の軌道に合わせてCGを作ると機体が横に傾いたとしてもエルロンとかが稼働してないこともあると思うんです。実機で撮影していることで整合性が保たれていることがすごいですよね。あとは、ちゃんと乗って撮影していることで、Gを感じて呼吸が変わる点も映し出されていました。フッフッと出産するときのような特殊な呼吸法をしたり、表情が変わったりして。役者である彼らが体験した本物の訓練が効いているんじゃないかと思います。実機も本物だし、受けているGも本物、そしてそれが撮影されているということが何より特徴的ですよね。実際のコンバットマニューバが行われている映像としては「トップガン マーヴェリック」は一番クオリティが高いものだと思います。
コブラ機動 トップガンマーヴェリックシューティングゲーム | TikTok
──非常に勉強になります……! マーヴェリックと新世代トップガンたちの訓練や、敵との空中戦などアクションシーンはいかがでしたか?
一緒に行った友人に「」と聞かれました。
まあ理由いろいろあるんですが、飛行機は機体を傾け、機体上面方向に旋回するようにできてるんです。
まず、機体の制限Gは、プラスG(機首上げ)よりもマイナスG(機首下げ)のほうが許容値が低いです。これは機体構造がそもそもプラスG旋回を前提に作られているためです。
んで、人間はマイナスGに弱いというのもあります。フリーフォールの何倍ものフワッと感、考えただけでも嫌でしょう?
そして、パイロットはGに耐えるため「Gスーツ」を着ているのですが、これはGのかかり具合に合わせて、スーツ内に仕込まれた気室に空気を送って膨らませ、身体を締めあげて頭から血が下りてこないようにするという仕組みで、マイナスG(頭に血が上る)には対応してません。
次に、。
気づいた方もいるかもしれませんが、前作含めF14は「高度がないと脱出できない」という演出になっていますよね。それに対しF-18のフェニックス&ボブはかなりの低空で脱出して、生還しました。
これはご都合主義ではなく、事実通りです。
旧世代の射出座席は、パラシュート等の性能により、ある程度の高度や速度がないと性能を発揮できませんでした(生還できない)。
だから、前作では「高度が落ちてるから早く脱出しないと!」という状況になっていて、今作でもマーヴェリックが「高度が必要だ」と急上昇をかけます。
しかし、現在の射出座席は改良されて「ゼロ・ゼロ座席」と通称されるものになっていて、高度ゼロ、速度ゼロで射出しても生還できるようになっています。
以前、航空自衛隊の古い練習機「T-33」がエンジントラブルで墜落する「T-33A入間川墜落事故」がありましたが、このときパイロットは二次被害を出さないよう、確実に入間川に落とすため最後まで操縦を続け、ギリギリで脱出。旧世代射出座席だったために、パラシュートが開ききらず殉職しています。パイロットはそのへんも理解してますから、どちらにせよ殉職することがわかっていたはずですが、あえて脱出したのは、座席が整備不良でなかったことを証明するため=整備員を想っての行動と言われています。
これが新しい射出座席だったら生還していたはずです。
『トップガン マーヴェリック』の準主役 F/A-18戦闘機が生産終了へ
追加14
特殊作戦続き4
前に言ったとおり、本来のヘルメットバイザーは5世代機のようにサングラスのようになっており、顔は見えません。
最近のTVでSexy Zoneの菊池風磨がF15に乗った際はバイザーを上げているか、透明のバイザーを使ってますが、あれをやると目が紫外線にやられる(上空の紫外線は地上より強い)ので、短期の取材など限定の措置ですね。
で、5世代機との戦いですが、前に1世代違うと大人と子供ほどの差があるといいました。
しかし、あれは遠距離・接敵前の話であり、あの距離で戦闘に入ったならば、まさに「最後はパイロットの腕」で、互角かそれ以上に戦えます。
F14は現代でも通用する機動性を備えており、劇中のようなコブラ機動(厳密にはコブラ機動じゃないんですが難しい話になるので割愛)も可能です。
F14は平べったい胴体が特徴ですが、あの胴体からも揚力(飛ぶ力)を発生させるため、高機動が可能なのです。
また、胴体は同時にストレーキ(F18の翼から操縦席にかけて胴体に沿って伸びている、細長く平べったい部分)の役割も果たしています。これも機動を行う際に揚力を増す設計です。
ただ実は、敵の5世代機にはIRSTという赤外線センサー(操縦席の前にポコッと飛びだしてる丸っこいやつ)がついてるんで、低空に逃げられてレーダーを攪乱されてもミサイル撃てちゃうんですよね。この辺はいい意味のご都合主義ですね。
ほいで、5世代機の横方向にクルクル回るアレや、クイッと小旋回する機動。あれも実は可能なんですよ・・・。
Su57は推力偏向ノズルというものを装備していて、ジェット排気を360度任意の方向に噴射できるので、ああいうことが可能なんです。ロシア戦闘機はこの推力偏向ノズルが十八番で、Su35等の4.5世代機でもできます。
これも嘘だと思うならYouTubeで「トップガンのような飛行は朝飯前!本物のロシア戦闘機のヤバい飛行 20選」をご覧あれ。
追加13
特殊作戦続き3
F14離陸後、ルースターが骨董品と格闘します。
サーキットブレーカーの数に驚いてますが、サーキットブレーカーとは、家庭にあるブレーカーと基本的に一緒で、航空機の場合は多数の電装品や装備品があり、その一つ一つにブレーカーがあります。
ドラマや映画などでもよく出る、旅客機やヘリの操縦席の頭上にある多数のスイッチはほとんどがサーキットブレーカーです。
F18の場合、単座が基本なので、サーキットブレーカーもパイロットが操作しますが、最近の機体はある程度ブレーカーや装備品自体が集約化されているため、数としてはあの半分以下しかありません。だから最近の機体しか知らないルースターは驚いてるわけですね。
それに対し、F14は後席に乗っているRIO(「リオ」。レーダー迎撃士官)がそのへんの操作を行います。なので、マーヴェリックもどのスイッチを操作すればいいか程度の知識はパイロットとして知っていますが、スイッチの詳しい位置は知らないのです。
なお、RIOはパイロットではなく航法・武器システム専門家で、後席には操縦装置はありません。なので、前作のグースはよく見るとパイロットと違う徽章(フライトオフィサー)をつけてます。
これは、今作のボブとファンボーイも一緒(徽章の種類とパイロットではないこと)です。
また、ボブとファンボーイはWSO(「ウィゾ」。兵装システム士官)という役職で、F14のRIOとやってることは似てますが厳密には違います。
なお、ファンボーイは陽キャに見えますが、TACネームの「FAN BOY」とはオタクという意味であり、実はキャラ属性としてはボブと一緒なんですよね。
で、敵の5世代機に見つかった後のハンドサインですが、マーヴェリックは「おはようさん。通信機器がいかれちまったが、特に問題はないんやで。」といった意味のものを送っており、相手は「ほんじゃあ、3機で合同して敵をシバきに行くんやで。」といった意味のものを送ってます。
劇中のような戦術にかかわるサインは各国独自のため通じず、相手も疑問を持ったといいうわけです。
『トップガン・マーヴェリック』(1)航空機の撮影にまつわるあれこれ
そうですそうです! ああいう定番のショットが映っているのが最高です。今までアニメでしか観たことがなかったっていう描写が実写で観られました。あと、多くの戦闘機や戦争を描いた作品では弾数に嘘を付くんですよね。弾数が無限のようで、ずーっと撃ち続けているように見せるとか。今作はそうじゃないですよね。機関砲を打っていくとどんどん弾薬のメーターが減っていって、弾数を誤魔化していないんです。敵からミサイルを発射されたときには、熱源を追っているミサイルに対して変わり身のようになってくれるフレアが効果的なんですが、フレアってそもそも燃えているだけの弾で地味な装備でして。あれで攻撃することはまずないし、そもそも武装じゃないのに、フレアがめちゃくちゃカッコいい。SEも良くて、こんなにカッコいいフレアの描き方があるんだ!と驚きました。
ですが、実在の「Su-57」というロシア製戦闘機です。
んで、5世代って何ぞや?ってことですが、「ステルス性と高度な火器管制装置を備え、相手より早く一方的に発見・攻撃・撃破が可能である戦闘機」です。現実世界では、F-22、F-35、Su-57、J-20あたりですかね。現在は5世代機が普及し始めている段階になります。
基本的に、世代が1つ違うと大人と子供ほどの性能差があります。
は4世代で、1970年代以降の標準的な戦闘機がこれに当たります。コンピュータシステムと先進空力設計などがその条件ですが絶対的なものではありません。なお、「朝鮮戦争時代のポンコツ」はフェニックスの言う通りなら3世代機、コヨーテの言う通りなら4世代機ですw
「基本的に」4世代vs5世代機は狂気の沙汰というか、勝ち目はありません。
(字幕では「F18」劇中に出てくるのは改良型の「スーパーホーネット」)は4.5世代になります。現在は4.5世代機が世界標準で、「4世代機に5世代機に匹敵するかそれに近いシステムを搭載」した機体。ですが絶対的なものではありません。0.5世代違うと、戦えないことはないですが下の世代はかなり苦戦することになります。
この辺は後々効いてくるので覚えといてくださいw
マニューバ軌道を考えようぜ(トップガン:マーヴェリックの話5)
追加15
一緒に行った友人に「なんでいちいち機体を回して、機体の上面方向に対して旋回するの?山越えとか急降下ならそのまま下に向かった方が早くない?」と聞かれました。
まあ理由いろいろあるんですが、飛行機は機体を傾け、機体上面方向に旋回するようにできてるんです。
まず、機体の制限Gは、プラスG(機首上げ)よりもマイナスG(機首下げ)のほうが許容値が低いです。これは機体構造がそもそもプラスG旋回を前提に作られているためです。
んで、人間はマイナスGに弱いというのもあります。フリーフォールの何倍ものフワッと感、考えただけでも嫌でしょう?
そして、パイロットはGに耐えるため「Gスーツ」を着ているのですが、これはGのかかり具合に合わせて、スーツ内に仕込まれた気室に空気を送って膨らませ、身体を締めあげて頭から血が下りてこないようにするという仕組みで、マイナスG(頭に血が上る)には対応してません。
次に、射出座席での脱出。
気づいた方もいるかもしれませんが、前作含めF14は「高度がないと脱出できない」という演出になっていますよね。それに対しF18のフェニックス&ボブはかなりの低空で脱出して、生還しました。
これはご都合主義ではなく、事実通りです。
旧世代の射出座席は、パラシュート等の性能により、ある程度の高度や速度がないと性能を発揮できませんでした(生還できない)。
だから、前作では「高度が落ちてるから早く脱出しないと!」という状況になっていて、今作でもマーヴェリックが「高度が必要だ」と急上昇をかけます。
しかし、現在の射出座席は改良されて「ゼロ・ゼロ座席」と通称されるものになっていて、高度ゼロ、速度ゼロで射出しても生還できるようになっています。
以前、航空自衛隊の古い練習機「T-33」がエンジントラブルで墜落する「T-33A入間川墜落事故」がありましたが、このときパイロットは二次被害を出さないよう、確実に入間川に落とすため最後まで操縦を続け、ギリギリで脱出。旧世代射出座席だったために、パラシュートが開ききらず殉職しています。パイロットはそのへんも理解してますから、どちらにせよ殉職することがわかっていたはずですが、あえて脱出したのは、座席が整備不良でなかったことを証明するため=整備員を想っての行動と言われています。
これが新しい射出座席だったら生還していたはずです。
カタパルトから漏れるスチームの幻想的映像のオープニング、コックピットに鳴り響く警告音、身をよじって敵機を見るパイロット……。1986年に映画『トップガン』を観た時の衝撃は忘れられません。
TOP GUNのようなコブラ的機動をみせるレガホ Maverick on board
※本ブログのトップガン解説その4にF-14のコブラ動画を貼っています
ただ実は、敵の5世代機にはIRSTという赤外線センサー(操縦席の前にポコッと飛びだしてる丸っこいやつ)がついてるんで、低空に逃げられてレーダーを攪乱されてもミサイル撃てちゃうんですよね。この辺はいい意味のご都合主義ですね。
ほいで、5世代機の横方向にクルクル回るアレや、クイッと小旋回する機動。あれも実は可能なんですよ・・・。
Su-57は推力偏向ノズルというものを装備していて、ジェット排気を360度任意の方向に噴射できるので、ああいうことが可能なんです。ロシア戦闘機はこの推力偏向ノズルが十八番で、Su35等の4.5世代機でもできます。
これも嘘だと思うならこちらをご覧あれ↓
Finnish F/A-18 perform cobra maneuver
そうですね。でもさらに言うなら、これも「風の谷のナウシカ」などで描かれた角度ですけど、足元にカメラを置いて股の間からパイロットを映すようなシーンも観てみたいです。もっとIMAXカメラが小さくならないといけないですけど……もしもこの後に続編があるなら期待しています。でも少なくとも、「トップガン マーヴェリック」の時点でこれまであった制約を1段、2段、3段と突破しているのは確かです。戦闘機のコックピットってめちゃくちゃ狭いので、カメラを載せるなんて普通は冗談じゃないと言われるはず。それが実現できているというところも、今作の見どころだと思います。
Is that Maneuver of fighters really ..
一昔前は、戦闘機と攻撃機の機能を持った機体は珍しかったので、F/Aという記号がありましたが、現在では戦闘機と言えばほとんどが戦闘攻撃機なので、特に区分することはなく、F/A-18が最初で最後になりました。
敵の機体はSuという記号がついてますが、これはメーカー名(スホーイ)です。ロシアの命名基準はメーカー名を使っています。他には、Mig(ミコヤン・グレビッチ)、Tu(ツポレフ)、Mi(ミル)などがあります。
次に、「」について。
これはリアルに言えばウソです。
5世代機は基本性能が高いですし、F-35もレーザー誘導爆弾を使えます。
じゃあなぜそうしなかったか。
「F-35は2人乗りモデルがないから」です。この作品はオンボードIMAXカメラにより、役者を実機に乗せて撮るというのが大前提の作品なので、F-35にしちゃうとそれができないんですね。実際の撮影では、役者を片方の席に乗せて、もう片方に乗った現役パイロットが飛ばして撮影してますので。
「でもF-35の最初の訓練てどうやってんの?教官乗れへんやん?」
最初はシミュレーターにより行い、技術を獲得後1人で飛ばします。
トップガン マーヴェリック 213本目 23.03.27【友朱瑠の映画note】
ですが、前に1世代違うと大人と子供ほどの差があるといいました。
しかし、あれは遠距離・接敵前の話であり、あの距離で戦闘に入ったならば、まさに「最後はパイロットの腕」で、互角かそれ以上に戦えます。
F-14は現代でも通用する機動性を備えており、劇中のようなコブラ機動(厳密にはコブラ機動じゃないんですが難しい話になるので割愛)も可能です。
F-14は平べったい胴体が特徴ですが、あの胴体からも揚力(飛ぶ力)を発生させるため、高機動が可能なのです。
また、胴体は同時にストレーキ(F-18の翼から操縦席にかけて胴体に沿って伸びている、細長く平べったい部分)の役割も果たしています。これも機動を行う際に揚力を増す設計です。
Coil folds are a lot gentler on the dough
Su-27フランカーは優れた機動性を持つ迎撃戦闘機でして、『トップガン マーヴェリック』(2022年)のなかでマーヴェリック(トム・クルーズ)がやって見せる、急激に機首を垂直に上げてから水平に戻す「コブラ機動」も、1989年のエアショーでSu-27が披露して有名となった“技”でした。
Just pick up the dough in the middle and fold it under itself
F-14を後詰で準備してるというのは、あり得ない話ではありません。
現実では、イランが今もF-14を運用しています。
というか、それが唯一の輸出例です。F-14は当時最新最強の機体であり、今で言えばSu-57やF-22に匹敵するもので、お値段もべらぼうに高かったんですが、運用要求とカネという条件がそろっていたのがイランだったのです(イラクからの超音速機の侵入に遠距離から対応しつつ、格闘戦もできる機体が必要だった)。
しかも、イランはその高い士気と技術により、米軍では成し得なかった戦術を開発したり、一方的に近い戦績をたたき出しています。
飛行シーンで、けっこう酸素マスクを外してますが、あれは基本的にウソ。役者の表情を見せるためですね。バイザーが透明なのも同じ理由。本来は酸素マスク常時着用、バイザーはサングラスのような色つき(UVや偏光カット等)です。
ヘルメットにコールサインを書くのは事実。あそこまで派手ではないですが。ちなみに、これが始まったのは前作トップガンがきっかけともいわれてます。
まず、機体のキャノピー(窓)枠下にパイロットの名前が書かれてますが、あれは現実にはウソで、機付長の名前が書いてあるのが事実です。
軍用機は基本的に各パイロット専用機というのはありません。飛行機には飛行時間ごとの整備が何種類もあるため、同じ機体を同じパイロットが使い続けることは不可能なためです。
機付長というのは機体の整備責任者(整備士)です。現実に、「特定の機体を持ってる」のは機付長で、パイロットはその日ごとに使う機体をアサイン(指定)され、機付長から「借りて」乗っているんです。
(機首を垂直近くまで引き起こす、マーヴェリックお得意のアレ)
嘘やろ、と思われがちですが、F-18はもちろん、F-14もできます(ただどんな機体でもできるわけではなく、厳密にはコブラじゃない場合もあるが、動きとしてはほぼ一緒)。
なぜできるのか、それは翼の空力性能と、推力重量比によります。
急激に引き起こせる翼の性能と、推力重量比1以上で可能になってきます。
推力重量比とは、エンジンパワーと機体重量の比率で、1以上になると翼がなくても機体を上昇させるだけのパワーがある。
嘘だと思うならこのへんの動画をご覧ください↓
まるでマーヴェリック!F/A-18Fのコブラ機動!目の前で ..
でも真面目な話、実際にアメリカ海軍が協力してくれることが大きいと思っていて。僕もできることなら取材したいと思っています。F/A18スーパーホーネットをかなり乱暴に扱うシーンが当然ありますし、前作では訓練中の事故も描いています。そもそも軍側がマーヴェリックのような人物に「こんな無茶な奴いねーよ!」と思うかもしれないですし。軍として不名誉な面があるかもしれないんですが、「トップガン」チームが軍の信用を勝ち取ったからこそできた映画だと思います。僕もクリエイションするうえで、ほかの人の信用は欲しいですからね……(笑)。
トップガンとか褒めちぎってると恥ずかしいんじゃないか??みたいな ..
F-14離陸後、します。
サーキットブレーカーの数に驚いてますが、サーキットブレーカーとは、家庭にあるブレーカーと基本的に一緒で、航空機の場合は多数の電装品や装備品があり、その一つ一つにブレーカーがあります。
ドラマや映画などでもよく出る、旅客機やヘリの操縦席の頭上にある多数のスイッチはほとんどがサーキットブレーカーです。
F-18の場合、単座が基本なので、サーキットブレーカーもパイロットが操作しますが、最近の機体はある程度ブレーカーや装備品自体が集約化されているため、数としてはあの半分以下しかありません。だから最近の機体しか知らないルースターは驚いてるわけですね。
それに対し、F-14は後席に乗っているRIO(「リオ」。レーダー迎撃士官)がそのへんの操作を行います。なので、マーヴェリックもどのスイッチを操作すればいいか程度の知識はパイロットとして知っていますが、スイッチの詳しい位置は知らないのです。
なお、RIOはパイロットではなく航法・武器システム専門家で、後席には操縦装置はありません。なので、前作のグースはよく見るとパイロットと違う徽章(フライトオフィサー)をつけてます。
これは、今作のボブとファンボーイも一緒(徽章の種類とパイロットではないこと)です。
また、ボブとファンボーイはWSO(「ウィゾ」。兵装システム士官)という役職で、F-14のRIOとやってることは似てますが厳密には違います。
なお、ファンボーイは陽キャに見えますが、TACネームの「FAN BOY」とはオタクという意味であり、実はキャラ属性としてはボブと一緒なんですよね。
で、敵の5世代機に見つかった後のですが、マーヴェリックは「おはようさん。通信機器がいかれちまったが、特に問題はないんやで。」といった意味のものを送っており、相手は「ほんじゃあ、3機で合同して敵をシバきに行くんやで。」といった意味のものを送ってます。
劇中のような戦術にかかわるサインは各国独自のため通じず、相手も疑問を持ったといいうわけです。
で、コブラ機動をルースター庇うために使って撃墜されるマーヴェリック。
ちなみに『トップガン マーヴェリック』に「第5世代戦闘機」として登場するのがスホーイの最新型「Su-57」ですが、これはフランカー・シリーズとはまったく別系統の新型です。