イソトレチノインの効果と当院のニキビ治療の流れについて解説します。


ニキビの原因には、皮脂の過剰な分泌が関係しています。イソトレチノインは、皮脂腺を退縮させる働きにより、過剰な皮脂分泌を減らす効果が期待できます。


A.イソトレチノインは皮脂の分泌を強力に抑える効果があります。

イソトレチノインはビタミンA誘導体「レチノイド」を主成分とした飲み薬です。皮脂の分泌や毛穴のつまり、炎症を抑える効果があることがわかっており、アメリカでは重度のニキビ治療に使われています。

この症状は、薬の作用によって皮膚のターンオーバーが促進されて角栓や皮脂などが表面に出てくることが要因です。

イソトレチノインは様々な注意点があり、また効果も個人差があります。

イソトレチノインの皮脂分泌抑制の作用で過剰な皮脂が抑えられニキビの抑制に働きますが、内服薬ですので体全体にその作用が働きます。
そのため、皮膚が普段よりも乾燥しやすくなり、唇などにひび割れが起こる可能性があります。
対策としては、しっかりと保湿していただき、皮膚の保湿に関係しているヒアルロン酸をなるべく破壊しないように紫外線対策をしっかりとしましょう。

非常に治りにくいと言われているタイプのニキビに「嚢胞性(のうほうせい)ざそう」という種類があります。海外ではこのような重症のニキビについて、イソトレチノインによる治療が推奨されています。また重症のニキビだけではなく、軽症~中等症であっても、他の治療で効果が実感できないような繰り返しできるニキビにイソトレチノインを処方することがあります。

イソトレチノインの効果を高めるため、保湿ケアを徹底しましょう。

イソトレチノインは、服用を辞めた後に再発する可能性があります。
そして、再発の可能性はイソトレチノインの服用量や治療期間が影響することがわかっています。
再発した場合は、医師へ相談するようにしましょう。

1日20mgの内服で効果がみられることが多いですが、治りが悪い場合や早めの改善を希望される場合には1日30〜40mgに増量します。

イソトレチノインの内服によって生じる乾燥症状が強い場合、20mgカプセルを2日に1回の内服に減量することもあります。
イソトレチノインは脂溶性で食後に内服することで吸収されますので食後(食直後)に内服してください。

下記のような対策により、イソトレチノインの効果を最大限に高めましょう。

イソトレチノインを飲み始めてから効果を感じるタイミングは、飲む量によってさまざまな報告があります。

イソトレチノインはビタミンA誘導体の一種を主成分とした内服薬です。イソトレチノインのニキビ治療薬としての効果や副作用、服用方法や辞めた後について解説しますので、これから服用を考えている方は、ぜひ参考にしてください。


イソトレチノインの治療に不安を感じる方へ。唇や目、鼻、膣などの乾燥対策を中心に、日々のケアと生活の工夫をやさしくご紹介します。

好転反応を知らないと、ニキビが悪化したときに「イソトレチノインが自分に合わないのでは?」と不安になり、治療を中断してしまうかもしれません。その結果、十分な効果が得られなくなる可能性があります。

イソトレチノインの副作用には乾燥や皮むけ、唇のひび割れ、脱毛、むくみなどがあり、使用開始から1~2週間で現れることが多いです。

この記事では好転反応の症状やその期間、好転反応がみられたときの対処法について詳しく解説します。イソトレチノインでの治療について理解できているとニキビ治療をスムーズに進めることができ、効果も期待できるでしょう。

重症ニキビに使用されるイソトレチノイン(アクネトレント)の効果は?

「イソトレチノインを飲み始めたけど、辞めたらまたニキビができやすくなる?」「ニキビだけでなく皮脂や毛穴はどうなる?」と、イソトレチノインの服用を辞めることが不安になっていませんか?

皮膚の乾燥が進行して敏感肌になると、痒みやヒリつきを感じやすくなります。 ..

イソトレチノインはビタミンA( レチノール)の活性型(レチノイン酸)のイソ体(光学異性体の1つ)を抽出したものです。
イソトレチノインを飲むと、
①ニキビの原因となる皮脂腺が小さくなる
②角質による毛穴詰まりを解消してくれる
という2つの作用があります。
特にニキビ治療においては、皮脂腺を小さくする、というメリットが大きいです。

イソトレチノインの最も頻度が高い副作用は皮膚や粘膜の乾燥です。また、イソトレチノイン

乾燥肌なのにニキビができるのは、水分不足による過剰な皮脂分泌が原因のひとつです。
肌がカサカサしているだけではなく、乾燥によってバリア機能が低下し敏感になることで、ニキビが発生しやすい肌環境になってしまいます。

イソトレチノインの飲み始めて16日目、肌がもの凄い乾燥するように ..

イソトレチノインを辞めた後に再発を防ぐためには、適切な服用期間や服用量を知っておくことが重要です。

主な副作用◇イソトレチノイン乾燥肌、休止期脱毛症、腎肝機能障害、胎児奇形、横紋筋融解症※症状、肌質により効果に差があります。 一覧へ戻る

イソトレチノイン(当院はアクネトレントを使用しています。)はビタミンA誘導体の内服薬です。
ニキビ発症の主要な原因である皮脂の過剰分泌や角化の異常を抑えることでニキビを改善し、新しいニキビができにくくなります。
イソトレチノインは治療効果が非常に高く、6ヶ月間〜8ヶ月間内服することでニキビを大きく改善します。また、ニキビ症状が落ち着いた後もニキビの再発抑制効果がある飲み薬です。
(*再発を抑制する場合は長めに内服する必要があります。)
イソトレチノインの内服治療は有効性が高く、90%以上の方に改善がみられます。
日本では保険適用外のお薬ですので自費診療となります。
また、ニキビほどではありませんが、皮脂抑制作用により酒さ(赤ら顔)に対する治療効果もあります。

【ニキビ/毛穴】第1回イソトレチノイン服用の疑問にお答えします

今回はイソトレチノインで期待できる効果や治療前に知っておきたい「飲み方」や「副作用」「効果はいつから出るのか」、「やめた後はどうなるのか」など治療についての疑問・質問なども解説します。

ニキビ治療 (イソトレチノイン)– Acne Treatment Isotretinoin

「なかなかニキビが治らない」「顔全体にニキビがあって辛い」というお悩みはありませんか。イソトレチノインは重症ニキビに効果的とされ、ニキビ治療の切り札とも称される薬です。

飲むニキビ薬「イソトレチノイン」は怖い?副作用や服用時の注意点

難治性のニキビ治療薬イソトレチノインですが、その効果や他のニキビ治療薬との違いなどを解説します。

イソトレチノインは、ニキビを治療するための飲み薬です。ビタミン ..

治療を辞めた後も理想の肌でいられるよう、イソトレチノインの正しい飲み方や服用期間を知っておきましょう。
イソトレチノインをすでに服用しているけど辞めた後が不安な方や、イソトレチノインの服用を検討している方は、ぜひ最後までお読みください。

※当院では難治性ニキビに対するイソトレチノイン内服やニキビ跡(ニキビ痕)の ..

イソトレチノインを飲み始めてニキビが目立たなくなってきても、辞めたら元に戻るのではないかと不安になりますよね。

逆に乾燥肌の場合、冬場になりやすい傾向があります。 思春期のころは、脂が ..

イソトレチノインは皮脂の分泌を強力に抑える効果や、毛穴まわりの角質詰まりを抑える効果があり、ニキビにとても有効です。

ほとんどの方に認められるのは肌の乾燥、 口、鼻、眼の乾燥です。 重大な ..

他のニキビ治療薬との大きな違いは、イソトレチノインはいくつかあるニキビの原因に一気にアプローチできるという点です。
ニキビができる原因は大きく分けて「皮脂の過剰な分泌」「角質が除去できないことによる毛穴詰まり」「アクネ菌の増殖」とありますが、他のニキビ治療薬(塗り薬)は原因全てにアプローチできるものはありませんでした。
また、抗菌薬の内服薬もありますが、あくまでも細菌を抑えるための内服薬になるため、アプローチできるところはひとつしかないという欠点がありました。
ニキビの原因全てにアプローチしようと思うと、内服薬や塗り薬をいくつか組み合わせて使う必要がありましたが、イソトレチノインは1種類の内服薬でニキビの原因全てにアプローチしてくれます。

「赤みニキビが気になる」「ニキビに炎症が起きていて治りが悪い」など、ニキビに関するお悩みをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

生活習慣が崩れると、ターンオーバーの周期が乱れてしまい、代謝が遅れることで水分を保持する角質層の健康を保てなくなります。
肌の水分が蒸発して乾燥するのを防ぐためにも、内側からのケアを意識することがポイントです。

インスタライブにてイソトレチノインについての質疑応答を行っています。ご興味の ..

通常、イソトレチノインを約5ヶ月続けて辞めた後、3〜5年はニキビが作られにくくなることがわかっています。
なぜなら、イソトレチノインの服用を続けると皮脂が作られにくくなったり、皮脂の分泌が減ったりするためです。