子供の花粉症(アレルギー性鼻炎)|症状(目が痒い・鼻がムズムズする等)・検査 ..


ヒスタミンやロイコトリエンなどの化学物質(ケミカルメディエーター)の放出を抑制します。小児喘息のお子さんにはお馴染みの「吸入」は、インタールという抗アレルギー剤を細かい霧状にして、ネブライザーを使って気管支の末端までに直接吸入します。抗アレルギー剤を局所的に使うことから副作用の心配もなく、気管支の炎症を抑えるのに大変効果的です。
【代表的な薬】 インタール(内服、吸入) インタール点眼薬 リザベン


アレルギー性結膜炎の子供さんを診療するときに気をつけていること

頻度は高くありませんが、アレグラを内服することによって生じる副作用も報告されています。強いアレルギーであるアナフィラキシー反応や、ショック、肝機能障害、白血球数の減少、頭痛、眠気、疲労、倦怠感、めまい、不眠、神経過敏、嘔気、嘔吐、口渇、腹痛、 下痢、消化不良など、その症状は多岐に渡ります。アレグラを飲み始めてから体調に異変を感じた場合にはそれ以降の内服を中止して、処方をもらった病院まで早めにご相談ください。

抗ヒスタミン作用があるタイプの抗アレルギー剤で、アレルギーを引き起こすヒスタミンという化学物質が末梢神経に到達するのを邪魔することで、アレルギー症状を抑えます。や、などに効果的です。効果が現れるまでには、早ければ数時間、通常2週間程度で安定した効果が現れます。多少眠くなったり、口の中が乾いたり、胃が痛くなるといった抗ヒスタミン剤と同じような副作用が出ることがあります。アレグラは比較的眠くなりにくいので、運転される方や仕事される方にはお勧めします。
【代表的な薬】
ザジテン、 セルテクト、 アレジオン、 アゼプチン、 アレグラ

アレグラは、副作用などがない限り、症状がある期間に毎日飲み続けても大丈夫です。 また、飲み続けることで効果が減弱することはありません。

第2世代の抗ヒスタミン薬であるザイザルシロップは以下のように、小児の年齢ごとに服用する量が定められています。

またエリスロマイシン(抗生物質の一種)と同時に内服すると今度はアレグラの血中濃度が上がる可能性があるといわれています。

小中学生用(7~14才用)アレルギー専用鼻炎薬「アレグラFXジュニア」

12歳以上の小児は成人と同様の用法用量ですが、12歳未満の小児では各鼻腔に1噴霧ずつになるので注意しましょう。

また抗ヒスタミン薬は眠気が出ることがあるので自動車などの運転を制限するものも多いです。しかしアレグラに関してはその制限がありませんので内服中でも運転することが可能です(※人によっては眠気が出る場合もあります。眠気が出てしまう方は運転を控えていただくようお願いします)。

年齢 1回量 服用回数 7才〜11才の小児 1錠○ 1日2回 朝 夕 12才〜14才の小児 2錠○○ 7才未満の小児 服用しないこと

例えば三割負担の患者さまがアレグラ錠60mgを1日2回で30日間内服した場合、薬剤費は31.0円 × 2回 × 30日 × 0.3 = 558.0円となります。
ジェネリック薬を使用した場合はこれよりさらに安価に治療することが可能です。

腎機能障害や肝機能障害があっても使用しやすいです。他の抗ヒスタミン薬は「腎(もしくは肝)機能障害がある場合は慎重に投与するように」といった注意書きがあるものが多いですが、アレグラにはいずれもありません。アレグラは腎臓で代謝されるため腎機能障害がある場合は減量して投与しますが、いろいろな合併症が疑われる場合でも比較的処方しやすいお薬ということができます。


【小・中学生用】鼻炎の薬 医療用と同成分 アレグラFXジュニア

小児に対する医薬品の約7割は、添付文書に小児用量が記載されていません。そのため、小児投薬量の算出には主にAugsberger-Ⅱ式Von Harnackの換算表を利用します。

• 小児では、副作用として興奮や痙攣誘発も報告されているので注

薬である以上、次のような副作用が起こる可能性はあります。
1)薬の成分によって、眠気や口の渇きなどの副作用が起こる事があります。
2)薬を多量に投与したり長期間投与したりすることで、肝障害や腎障害などの副作用が起こることがあります。
3)薬の飲み合わせによって薬の効き目が強くなりすぎたり、別の副作用を起こしたりする場合があります。
4)薬に対するアレルギー反応によって、身体に有害な影響が及ぶ事があります。しかしこれらの副作用を予防することで比較的安全な治療は行えます。たとえば今までに薬で副作用があったり、新たに薬を服用して異常があったりした場合はその都度医師に報告や相談をしましょう。薬を併用するときは何の薬が処方されたのかを随時医師に報告しましょう。また必要に応じて薬は処方されているので用法用量を守る事が大切です。

(2)小児の手の届かない所に保管してください。 (3)他の容器に入れ替えないで ..

服用する小児の患者さまに薬を渡す前に、適切な用法用量で薬が処方されているか、用意された薬の用法用量が合っているかを確認しましょう。

第一世代の抗ヒスタミン薬には眠気や口渇などの副作用がありますが、新しいものほど副作用が軽減されている傾向にあります。 抗ロイコトリエン薬

薬である以上、次のような副作用が起こる可能性はあります。
1)薬の成分によって、眠気や口の渇きなどの副作用が起こる事があります。
2)薬を多量に投与したり長期間投与したりすることで、肝障害や腎障害などの副作用が起こることがあります。
3)薬の飲み合わせによって薬の効き目が強くなりすぎたり、別の副作用を起こしたりする場合があります。
4)薬に対するアレルギー反応によって、身体に有害な影響が及ぶ事があります。しかしこれらの副作用を予防することで比較的安全な治療は行えます。たとえば今までに薬で副作用があったり、新たに薬を服用して異常があったりした場合はその都度医師に報告や相談をしましょう。薬を併用するときは何の薬が処方されたのかを随時医師に報告しましょう。また必要に応じて薬は処方されているので用法用量を守る事が大切です。長期間服用する場合には治療法を見直したり血液検査などを定期的に行ったりすることで副作用の早期発見、重症化の予防ができます。
いずれにしても医師の指示のもと、薬を服用することで副作用を最小限に抑える事ができます。

また、便秘、口の渇きなどの副作用も出ることがあります。 抗ヒスタミン薬の効果

アレグラは、副作用などがない限り、症状がある期間に毎日飲み続けても大丈夫です。
また、飲み続けることで効果が減弱することはありません。継続服用すると、逆に症状の改善率が高くなるとされています。
ただし、ヒトの体の状態は日々変化するものです。長期間飲み続けている薬で、副作用が発現することもあります。したがって、体調変化がある場合は早めに受診してください。

小児の花粉症・アレルギー性鼻炎の治療; 2 鼻アレルギー診療ガイドライン ..

花粉が飛ぶ季節になると、対策のために抗アレルギー剤を服用する方が増えます。普段はアレルギーに悩まされていない人が「抗アレルギー剤」を処方されると、「わたしは別にアレルギー体質じゃないのに、アレルギー用のお薬が必要なの?」と疑問に思われるかもしれません。今回は、抗アレルギー剤が体にどのように作用するのかについて説明します。

も使用しないでください。 他のアレルギー用薬(皮ふ疾患用薬、鼻炎用内

国内で実施された臨床試験では、傾眠の副作用は2.38%の方に発現しています。
ただ、眠気のあらわれ方はその日の体調によっても変わってきます。普段、アレグラの服用で眠気があらわれない場合でも、体調の影響で眠気があらわれることもありますので、車の運転などには十分ご注意ください。

鼻炎の治療薬である抗ヒスタミン薬(抗アレルギー薬とも言われます)の多くが多少なりとも眠気の副作用があるのはなぜでしょうか?

一方、ヒスタミンには脳内では覚醒、記憶、学習、自発運動などの働きもあります。抗ヒスタミン薬の成分が脳内に浸透し、ヒスタミンの働きが妨害されると、「眠気」やインペアードパフォーマンスと呼ばれる、眠気がなくとも「判断力が低下」したり、「学習能力が低下」する副作用が起こります。

抗ヒスタミン薬の注意点|玉谷キッズクリニック【箕面市船場西の小児科】 ..

抗アレルギー剤は、即効性のある薬ではなく、一定期間服用し続けて血中濃度が上がるとともに効果が高まるお薬です。処方された分量を、決められた期間、回数で正しく服用し、この季節を乗り切りましょう。疑問な点は受診時に何でも聞いてくださいね。

薬は大人用と子ども用、どちらを選ぶべき? 薬を選ぶとき編 Vol.3

以下に示すのは、「鼻アレルギー診療ガイドライン」に記載されている「重症度に応じた花粉症に対する治療法の選択」の表です。花粉症は花粉に対するアレルギー性鼻炎ですので、他のアレルギーに対する鼻炎でも治療方針はおおむね同じです。医師は、この表やそれぞれの薬の効果副作用を参考に、患者さんに対する治療薬を処方しています。

[PDF] アレルギー性疾患治療剤 日本薬局方 フェキソフェナジン塩酸塩錠

アレグラは、服用から数十分~数時間以内に効果があらわれるとされています。
季節性アレルギーの場合は、症状がほとんどない時期から服用を始めると、シーズン中も症状が悪化しにくくなります。
ただ、すでに症状があらわれている通年性アレルギー疾患の場合は、十分な効果が得られるまでに2週間ほどかかることもあります。

であり、主な副作用は傾眠 3.6%(3/83 例)であった 30), 31)。 17.3 ..

アレグラの副作用として、体重増加は報告されていません。
なお、頻度は大変低いですが、食欲不振(発現率:0.07%)や食欲減退(発現率:0.02%)の副作用が報告されています。
このようなことから、アレグラが体重に影響することはほとんどないと考えられます。

3) 小児における薬物動態(アレグラ錠:2006 年 10 月 20

17.1有効性及び安全性に関する試験
〈アレルギー性鼻炎〉
17.1.1国内第3相試験(小児)
(1)通年性アレルギー性鼻炎患者を対象に、本剤(6ヵ月~1歳は1回15mg、2~11歳は1回30mg)を1日2回4~12週間経口投与した非盲検試験(解析対象109例)で、くしゃみ発作、鼻汁、鼻閉の合計症状スコア(2~11歳)の改善がみられた。
国内主要試験成績(症状スコア変化量平均±SD)
--------------------------表開始--------------------------
対象患者症例数投与前変化量95%信頼区間
通年性アレルギー性鼻炎1025.9±1.3-1.78±1.88-2.15~-1.41
前記試験は6ヵ月~11歳を対象に実施されたが、くしゃみ発作、鼻汁、鼻閉の合計スコアの変化量は2~11歳を対象として評価した。
--------------------------表終了--------------------------
副作用は傾眠が0.9%(1/109例)であった。
(2)通年性アレルギー性鼻炎患者を対象に、フェキソフェナジン塩酸塩錠(7~11歳は1回30mg1日2回、12~15歳は1回60mg1日2回)又は対照薬としてケトチフェンフマル酸塩ドライシロップ(1回1g1日2回)を4週間経口投与した二重盲検比較試験(解析対象127例)で、くしゃみ発作、鼻汁、鼻閉の合計スコアの変化量において対照薬に対するフェキソフェナジン塩酸塩錠の非劣性が検証された。
国内主要試験成績(参考)(スコア変化量平均±SE)
--------------------------表開始--------------------------
投与群症例数投与前変化量解析結果(共分散分析)注1)
フェキソフェナジン塩酸塩646.09±0.20-2.06±0.19差の点推定値:-0.22795%片側信頼限界上限:0.172(非劣性限界値=0.9)
ケトチフェンフマル酸塩636.10±0.19-1.83±0.20
注1)投与前スコア及び年齢層を共変量とした共分散分析を行い、調整済みの2群の差の点推定値及びその95%片側信頼限界上限を示した。
--------------------------表終了--------------------------
本剤の副作用発現率は5.3%(4/75例)であり、主な副作用は傾眠2.7%(2/75例)であった。
17.1.2国内第3相試験(成人)
季節性アレルギー性鼻炎患者を対象とした二重盲検並行群間用量比較試験(解析対象307例)で、プラセボ又はフェキソフェナジン塩酸塩錠1回60mgを1日2回、2週間経口投与したとき、くしゃみ発作、鼻汁、眼症状の合計症状スコアの変化量は次のとおりであった。
国内主要試験成績(症状スコア変化量平均±SE)
--------------------------表開始--------------------------
投与群症例数投与前変化量検定(共分散分析)
プラセボ1056.74±0.140.07±0.18p=0.0244
60mg1006.64±0.14-0.36±0.18
前記試験はプラセボを対照として1回60mg、120mgの1日2回投与の3群比較で実施されたが、解析結果にはプラセボと60mgの比較のみを示した。
--------------------------表終了--------------------------
本剤60mg投与群の副作用発現率は9.9%(10/101例)であり、主な副作用は眠気及び白血球減少症が各3.0%(3/101例)であった。
17.1.3海外第3相試験(成人)
秋季季節性アレルギー性鼻炎患者を対象としたプラセボ対照二重盲検比較試験(解析対象570例)で、プラセボ又はフェキソフェナジン塩酸塩錠1回60mgを1日2回、14日間経口投与したとき、フェキソフェナジン塩酸塩錠はプラセボに比し症状スコアの有意な減少が示された。
海外主要試験成績(症状スコア変化量平均±SE)
--------------------------表開始--------------------------
投与群症例数投与前変化量検定(共分散分析)
プラセボ1418.88±0.14-1.56±0.20p=0.0001
60mg1418.81±0.14-2.64±0.20
前記海外主要試験(12~15歳を含む)はプラセボを対照として3用量(1回60mg、120mg、240mg)を用いて1日2回投与の比較を行っているが、解析結果にはプラセボと60mgの比較のみを示した。
--------------------------表終了--------------------------
本剤60mg投与群の副作用発現率は14.2%(20/141例)であり、主な副作用は頭痛2.8%(4/141例)、めまい及び白血球減少が各2.1%(3/141例)であった。
〈アトピー性皮膚炎〉
17.1.4国内第3相試験(小児)
(1)アトピー性皮膚炎患者を対象とした非盲検試験(解析対象103例)で、本剤(6ヵ月~1歳は1回15mg、2~11歳は1回30mg)を1日2回4~12週間経口投与したとき、かゆみスコア(6ヵ月~11歳)の改善がみられた。
国内主要試験成績(症状スコア変化量平均±SD)
--------------------------表開始--------------------------
対象患者症例数投与前変化量95%信頼区間
アトピー性皮膚炎1032.06±0.59-0.46±0.53-0.56~-0.36
前記試験は6ヵ月~11歳を対象に実施されたが、かゆみの合計スコアの変化量は2~11歳を対象として評価した。
--------------------------表終了--------------------------
副作用は白血球数減少が1.0%(1/103例)であった。
(2)アトピー性皮膚炎患者を対象に、フェキソフェナジン塩酸塩錠(7~11歳は1回30mgを1日2回、12~15歳は1回60mgを1日2回)又は対照薬としてケトチフェンフマル酸塩ドライシロップ(1回1gを1日2回)を4週間経口投与した二重盲検比較試験(解析対象162例)で、対照薬に対するフェキソフェナジン塩酸塩錠の非劣性が示された。
小児国内主要試験成績(スコア変化量平均±SE)
--------------------------表開始--------------------------
投与群症例数投与前変化量解析結果(共分散分析)注2)
本剤772.32±0.05-0.50±0.06差の点推定値:0.05095%片側信頼限界上限:0.185(非劣性限界値=0.37)
ケトチフェンフマル酸塩852.38±0.05-0.58±0.06
注2)投与前スコア及び年齢層を共変量とした共分散分析を行い、調整済みの2群の差の点推定値及びその95%片側信頼限界上限を示した。
--------------------------表終了--------------------------
本剤の副作用発現率は10.8%(9/83例)であり、主な副作用は傾眠3.6%(3/83例)であった。
17.1.5国内第3相試験(成人)
アトピー性皮膚炎患者を対象としたプラセボ対照二重盲検比較試験(解析対象400例)で、プラセボ又はフェキソフェナジン塩酸塩錠60mgを1日2回、1週間経口投与したとき、かゆみスコアの変化量は次のとおりであった。
国内主要試験成績(症状スコア変化量平均±SE)
--------------------------表開始--------------------------
投与群症例数投与前変化量検定(共分散分析)
プラセボ1994.79±0.05-0.50±0.06p=0.0005
60mg2014.68±0.05-0.75±0.07
--------------------------表終了--------------------------
本剤60mg投与群の副作用発現率は23.2%(48/207例)であり、主な副作用は眠気3.9%(8/207例)及び血清ビリルビン上昇1.4%(3/207例)であった。
〈蕁麻疹〉
17.1.6国内第3相試験(成人)
慢性蕁麻疹患者を対象とした二重盲検並行群間比較試験(解析対象214例)で、フェキソフェナジン塩酸塩錠1回10mg注3)又は60mgを1日2回、1週間経口投与したとき、かゆみ及び発疹の合計症状スコアの変化量は次のとおりであった。
かゆみ及び発疹の合計症状スコア変化量(平均±SE)
--------------------------表開始--------------------------
投与群症例数投与前変化量検定(共分散分析)
10mg745.68±0.25-2.12±0.34p=0.0042
60mg686.40±0.21-3.53±0.33
前記試験は1回10mg、60mg、120mgの1日2回投与の3群比較で実施されたが、解析結果には10mgと60mgの比較のみを示した。
--------------------------表終了--------------------------
本剤60mg投与群の副作用発現率は25.3%(19/75例)であり、主な副作用は眠気10.7%(8/75例)及び倦怠感4.0%(3/75例)であった。
17.1.7海外第3相試験(成人)
慢性蕁麻疹患者を対象としたプラセボ対照二重盲検比較試験(解析対象439例)で、プラセボ又は本剤1回60mgを1日2回、4週間経口投与したとき、本剤はプラセボに比し平均かゆみスコアの有意な減少が示された。
海外主要試験成績(症状スコア変化量平均±SE)
--------------------------表開始--------------------------
投与群症例数投与前変化量検定(共分散分析)
プラセボ901.92±0.09-0.47±0.07p=0.0001
60mg861.98±0.10-1.07±0.07
前記海外主要試験(12~15歳を含む)はプラセボを対照として4用量(1回20mg、60mg、120mg、240mg)を用いて1日2回投与の比較を行っているが、解析結果にはプラセボと60mgの比較のみを示した。
--------------------------表終了--------------------------
本剤60mg投与群の副作用発現率は21.3%(19/89例)であり、主な副作用は頭痛10.1%(9/89例)であった。
17.3その他
17.3.1精神運動能に対する影響
(1)健康成人にフェキソフェナジン塩酸塩120mg注3)、第一世代の抗ヒスタミン薬及びプラセボを二重盲検、3剤3期クロスオーバーでそれぞれ単回投与し、ワープロ入力試験に及ぼす影響を検討したとき、その影響は第一世代の抗ヒスタミン薬に比べ有意に小さく、プラセボと同様であった。
(2)健康成人にフェキソフェナジン塩酸塩120mg、第二世代の抗ヒスタミン薬及びプラセボを二重盲検、クロスオーバーでそれぞれ単回投与し、ポジトロン放出断層撮影法(PET)を用いて脳への移行性を検討した結果、フェキソフェナジンによる大脳皮質のヒスタミンH1受容体の占拠はほとんどみられなかった。また、視覚刺激反応時間検査においてプラセボと差がなかった。
(3)ブタクサアレルギー患者に、フェキソフェナジン塩酸塩60mg、第一世代の抗ヒスタミン薬、アルコール及びプラセボを二重盲検、4剤4期クロスオーバーでそれぞれ単回投与し、シミュレーター上での自動車運転能力に及ぼす影響を検討したとき、運転能力に及ぼす影響は第一世代の抗ヒスタミン薬に比べ有意に小さく、プラセボと同様であった(外国人データ)。
17.3.2心血管系へ及ぼす影響
(1)成人の季節性アレルギー性鼻炎患者にフェキソフェナジン塩酸塩を1回240mg注3)まで1日2回2週間投与したとき、プラセボと比較して、QTc間隔の有意な変化は見られなかった(外国人データ)。
(2)健康成人にフェキソフェナジン塩酸塩を1回60mg1日2回6ヵ月、1回400mg注3)1日2回6.5日間及び240mg1日1回注3)1年間投与しても、プラセボに比して、QTc間隔の有意な変動はみられなかった(外国人データ)。
(3)健康成人男子を対象にしたエリスロマイシンとの薬物相互作用の検討(フェキソフェナジン塩酸塩1回60mg及び120mg1日2回7日間、エリスロマイシン1回300mg1日4回7日間)において、併用により血漿中フェキソフェナジン濃度が約2倍に上昇した場合にでもQTcなどの心電図を含め安全性に問題はみられなかった。[10.2、16.7.1参照]
(4)Cmaxが承認用量投与時の10倍以上となる条件下での検討において、心電図への影響はなく、有害事象の増加も認められなかった(外国人データ)。
(5)フェキソフェナジン塩酸塩にはクローン化したヒト心筋遅延整流K+チャネルに対する影響は認められていない(外国人データ)。
注3)成人における本剤の承認用量は1回60mg、1日2回である。