【コブラ】スタローンの愛車マーキュリーに関する面白い雑学#shorts
600cfmのエーデルブロック製キャブレターを持つマイルドパフォーマンな350ciエンジン&3速ATのTH350のパワートレインは定番のGM製でアップグレード。エアコンを装備していないだけに、エンジンルームはいかにも往年のアメ車といった感じでシンプルなルックス。
わたしの好きな映画の車コブラ(1986) マーキュリー・クーペ(1950年型 ホッドロッド)
本間 薫(フリーランス)
1968年 東京生まれ
3歳の頃に父親が購入した1971年モデルのマーキュリー・クーガーの影響を受け、アメリカの音楽や映画、TVドラマに夢中になる。1991年よりタイヤメーカー勤務、レース用タイヤの開発に携わる。1997年にフリーランスへ転身、自動車専門誌の他、釣り専門誌やライフスタイル誌などに寄稿。形見となった父親のクーガーを現在も所有し、自らの手で3年半を掛けてオーバーホール、日常の足として使用している
それによってルーフのデザインが際立ち、シンプルかつ新鮮なルックス。エアサスを導入した車高プロポーションのアレンジによって、チョップトップによるスムースなシルエットの美しさがフォーカスされる。 制作は、レッドスレッドのマーキュリーの専門店的な存在としても知られるボーダーズによるもの。まるでストックのように均整の取れたシルエットの美しさが際立つ。外観だけでなく、「パワートレインや配線なども一貫してアップデート化されているため、信頼性の高さもこの個体の大きな魅力だ。
[1950年] マーキュリー納車されました![Mercury ..
後方に向かうほど傾斜角がつく独特のシルエットにアレンジした美しいボディがとにかく魅力的。レッドスレッドの秀作マーキュリーが集結した会場の中でも、その特有のフォルムによって高い存在感を放っていた!派手さは無くとも、コーナー部のラウンド加工や、ウィンドーのワンピース化などの地味ながら丁重な作業の積み重ねもこの個体の魅力に大きく貢献。
ショールームで対面を果たしたクーガーは、グリーシャン・ゴールドのボディカラーにブラックのバイナルトップというコンビネーションもあって、とてもスリークでシックに見え、発売当時はマスタングよりもさらにオーナーの女性比率が高かったというのも頷ける。恐らくはリペイントされトップも張り替えられているのだろう、ザ・キャットの愛称に相応しく艶やかだ。
この個体はレストアこそされていないもののメンテナンスは充分に受けていたようで、302cidユニットは綺麗にアイドリングを続け、エンジンベイを覗けばラジエターキャップやホースにクランプ、エアコンディショナーのコンプレッサーやスターター・ソレノイドは換えられ、インテークマニフォールドやウォータネックがペイントされてフードのインシュレーターも残されているので、前オーナーは並々ならぬ愛情を注いでいたに違いない。
バキューム作動のヘッドライト・ドアも問題なく開閉すれば、リアのシーケンシャル・テールランプはICコントロールのLEDに換えられ、ホイールもオリジナル・テイストの15inアロイとされているので、普通に走らせていたのではないだろうか。
このくらいのコンディションのマスタングは、もうこんな値段では手に入らないのでお買い得といって差し支えないはず。このままのコンディションをキープして週末に楽しむのもよし、イグニッション系を強化してデイリードライバーにするもよし、外装品に大きな問題がないのでコンクール・コンディションだって目指せるだろう。新しくオーナーとなる方にはどうか、このレアなネコとの暮らしを末長く幸せに楽しんで欲しい。
「マーキュリークーペ」の中古車 | 中古車なら【カーセンサーnet】
この型式のマーキュリー・クーペといえば、シルベスター・スタローンの映画「コブラ」での活躍が有名です。
360°ターンしながら追手に銃撃を加えるシーンなど、見事なカーアクションが次々と展開されます。
サード(49~51)のマーキュリーといえば、低く流れるようなフォルムが特徴的な「レッドスレッド」カスタムを象徴する存在。新車当時に制作された「ヒロハタ・マーキュリー」は、カスタム史上最も有名な個体として、日本でも知られる存在。しかし、ストックの状態では、一見したルックスは整っているだけに、キャビンのフォルムが縦方向に高いのが気になる。それだけに、ルーフの高さを切り詰める「チョップトップ」は、サードのマーキュリーをカスタムするうえでは必須メニューだ。
英国の自動車メーカー「ACカーズ」は、同社のレーシング・ヘリテージを受け継ぐスポーツカー新型「ACコブラ GTクーペ」を発表しました。
内外装はきれいにレストアするのではなく、歴史を感じさせるようにあえてサビや古臭さを残してあります。
その古臭さと最新のパワートレインとのギャップが、この車の最大の魅力でしょう。
実際、マスタングとクーガーは多くのコンポーネンツを共有しながらも、そのキャラクターは野生馬と山猫ほども違う。というのもクーガーは単純なマスタングのバッジ・エンジニアリング・モデルではなく、ボディ・サイズからして7inも長い。その延長分の大半は流麗なスタイリングを実現するための長いフードに割り振られるが、ホイールベースも3inほど伸ばされてスタビリティの高いハンドリングを誇り、これは同時にリアシートの居住性の向上にも貢献している。
しかし、だからといってクーガーがスポーティさに欠けるということはなく、1967年のデビューイヤーにSCCAトランザム・シリーズにマスタングとともに参戦したクーガーは初戦からフロントローを獲得すると、最終戦までにマスタングと4勝同士でトップに並ぶという活躍を見せた。
それでいて装備は豪華にされており、マスタングではパワーユニットのスタンダードは直6ユニットだったが、クーガーはV8ユニットのみのラインナップ。ヘッドライトはグリルと統一されるバキューム作動のドアで隠され、リアにはウィンカー作動時に内から外へと順番に光るシーケンシャル・テールライトを採用。サスペンションはスタンダードではマスタングよりもソフトに設定され、ロングホイールベースと相まって快適な乗り心地を実現していた。
なお、コンシールド・ヘッドライトとシーケンシャル・テールライトは、より大型のパーソナル・ラグジュアリー・クーペである同年モデルのサンダーバードと同じロジックで、クーガーがタキシードを纏ったマスタングなどと評される所以である。