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Stephan Wiviottは次のように述べました。「事前に規定したサブ解析のデータは、循環器専門医とその患者さんにとって重要かつ臨床的に意義の高い情報を提供します。DECLARE-TIMI 58試験の結果から、フォシーガが、心筋梗塞または心不全を含む心血管疾患の既往歴の有無に関わらず、2型糖尿病患者において心不全による入院のリスクを一貫して低下させることを示す新たなエビデンスが得られました」。

DECLARE-TIMI 58試験の事前に規定したサブ解析の結果は、2018年11月に発表された本試験の良好な主要結果を裏付けるものです。主要結果では、フォシーガがプラセボとの比較で、心不全による入院または心血管死の複合リスクを、試験におけるすべての対象患者において一貫して有意に低下させたことを示しました。また、フォシーガによるMACE事象の発現頻度はプラセボと比較して数値上少なかったものの、統計学的な有意差は認められませんでした。

フォシーガは、ナトリウム・グルコース共輸送体2に作用する選択的阻害剤(SGLT2阻害剤)で、単剤療法および併用療法の一環として、成人2型糖尿病患者さんの血糖コントロールの改善を適応としています。心血管イベント、心不全あるいは死亡のリスク低下を効能とした承認は取得していません。*****
DECLARE-TIMI58試験について
DECLARE(Dapagliflozin Effect on Cardiovascular Events[心血管系イベントに及ぼすダパグリフロジンの影響])-TIMI58試験は、アストラゼネカが実施する無作為化二重盲検プラセボ対照多施設共同試験で、複数の心血管リスク因子、あるいは、心血管疾患の既往歴を有する患者さんを含む、CVイベントリスクが高い成人2型糖尿病患者さんを対象に、フォシーガによる治療が及ぼす影響をプラセボとの比較で評価しました。DECLARE試験には、日本を含む世界33カ国882施設から17,000例超の患者さんが登録され、TIMI試験グループ(米・マサチューセッツ州ボストン)がHadassah Hebrew大学メディカルセンター(イスラエル・エルサレム)と協力し、独立して実施されました。

DapaCareについて
フォシーガのDapaCare臨床プログラムは、DECLARE試験や、様々な作用機序に関する試験を含む無作為化臨床試験に患者さんを登録しています。また、複数国で実施したリアルワールドエビデンス研究(CVD-REAL研究)によって裏付けられています。DapaCare臨床プログラムでは、2型糖尿病合併・非合併の、心血管リスク因子を有する患者さん、心血管疾患の既往歴を有する患者さん、およびさまざまなステージの腎疾患を有する患者さんなど、広範にわたるデータを創出します。DECLARE試験に続く第III相試験は、Dapa-HF、DELIVER、Dapa-CKDの3つです。なお、フォシーガの適応は2型糖尿病治療で、心血管イベント、心不全あるいは死亡のリスク低下を効能とした承認は取得していません。

フォシーガ(一般名:ダパグリフロジン)について
フォシーガは、ナトリウム・グルコース共輸送体2に作用する選択的阻害剤(SGLT2阻害剤)で、世界で最初に承認されました。成人2型糖尿病患者さんの食事、運動療法の補助治療としての血糖コントロールの改善を適応として、経口1日1回投与で単剤療法または併用療法の一環として使用されます。フォシーガの強固な臨床試験プログラムは、35,000例以上の患者さんを対象とする終了済みおよび進行中の試験を含む35件以上の第IIb/III相試験から構成されています。フォシーガは、現在までに180万患者年以上に処方されました。なお、フォシーガは、心血管イベント、心不全あるいは死亡のリスク低下を効能とした承認は取得していません。

アストラゼネカの循環器・腎・代謝領域(CVRM)について
循環器・腎・代謝疾患はアストラゼネカの主要治療領域のひとつであり、重要な成長ドライバーです。心臓、腎臓、膵臓などの臓器の基本的な関連性をより明確に解明するサイエンスを追求し、疾患進行の抑制やリスク減少、合併症の抑制による臓器保護と予後の改善をもたらす医薬品のポートフォリオに投資をしています。当社は、CVRM 疾患をもつ世界中の何百万人もの患者さんの健康と、治療法の進歩に貢献する革新的なサイエンスを継続的に提供し、疾患の治療・進展抑制、さらには臓器及びその機能の再生の実現を目指しています。

References
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フォシーガ錠10mg(アストラゼネカ株式会社)| 処方薬 | お薬検索

AstraZeneca PLC(本社:英国ケンブリッジ、最高経営責任者(CEO):パスカル・ソリオ[Pascal Soriot]、以下アストラゼネカ)は、アストラゼネカのフォシーガ(一般名:ダパグリフロジン、以下、フォシーガ)が、米国において、成人の心不全患者さんの心血管死、心不全による入院、および心不全による緊急受診のリスク低減に対する承認を取得しましたのでお知らせします。米国食品医薬品局(FDA)による本承認は、第III相DELIVER試験の良好な結果に基づいています。フォシーガはこれまでに、左室駆出率が低下した心不全(HFrEF)の成人患者さんの治療薬として米国で承認を取得していました。

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

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アストラゼネカ/小野薬品工業:SGLT2阻害剤「フォシーガ」、慢性腎臓病治療薬として承認取得[新薬開発・販売 FRONTLINE]

フォシーガ錠10mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)